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2020年度都立高校推薦入試対策講座



内申点とは?受験に有利な内申点を上げる方法

内申点とは?受験に有利な内申点を上げる方法
「内申点って何?」から受験への影響、そして受験に有利な内申点のあげ方までを徹底解説します。内申点をあげるためには3つのポイントと7つの方法があります。中学生の、特に高校受験を控える方にとっては知っておきたい数値です。
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

内申点って何?

「内申点」といえば、高校受験を控える中学生にとって、非常に気になる数値ですね。 そう、通知表にある5段階で評価される数値のことです。中間テストや期末テストの得点だけではなく、日々の取り組み方も評価対象になります。内申点は入試の際に、調査書として中学校から受験先の高校に提出されます。調査書は内申点を中心に3年間を総合的に評価した書類です。ここで使われる内申点は、9教科すべての数値を合計したもので、「素内申」と呼ばれます。9教科の評価がすべて「3」であれば素内申は3×9=27となります。

内申点の影響

学力試験を実施しない推薦受験では、調査書と面接、集団討論、作文または小論文などで評価されます。 その中で調査書の評価は合否判定の50%も占めるのです。 つまり、推薦受験での合否は内申点が大きく影響するのです。

また内申点は、一般受験にも影響します。 例えば、東京都であれば、ほとんどの学校が学力試験の得点と調査書を7:3の割合で評価し、合否を判定します。 極端な話、当日のテストで100点をとっても調査書の点数によっては合格ラインに達しない、なんてことも理論上考えられるのです。

ちなみに、都立一般受験では、「素内申」ではなく、「換算内申」と呼ばれる数値を用います。 国語・数学・英語・社会・理科の5教科は内申点をそのまま合計し、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科は2倍にして合計します。これらの合計が換算内申となります。 9教科の評価がすべて「3」であれば、(3×5教科)+(3×4教科×2)=39となり、 換算内申は「39」となります。

内申点は9教科の合計で判断されます。 苦手だからと言って、「捨て教科」をつくらず、どの教科も手を抜かずにやりましょう。

内申点を上げるために欠かせない3つのポイント

「どうやって内申点を上げるのか?」その答えとして、3つのポイントをご紹介します。

  • 授業態度
    授業態度は、文字通り、授業中の姿勢や振る舞い方のことです。観点別評価のうち、「関心・意欲・態度」の評価に大きく関わります。立ち歩きや私語、居眠りや忘れ物などは大きなマイナスです。提出物や定期テストと違い、自己評価が全く当てになりません。「きちんとできている」と自分で思っていても、評価が下がることは非常によくあります。ですから、自分の行動を客観的に見つめ直す必要があります。自分の席が教室の後の方に位置しているからと油断してはいけません。教室の前で教壇の上に立つ先生からは一番後の席まで、生徒一人ひとりの様子が、よく見えています。前の生徒の背中にうまく隠れていると思っても、何をしているか先生にはお見通しなのです。授業中に、授業と関係ないことをしている生徒の内申点は上がりません。授業中は、先生の話に耳を傾け、もれなくノートをとり、積極的に発言するなど、授業に100%集中しましょう。
  • 提出物
    提出物には、定期テスト前の問題集やプリント、ノートなどの他、普段の授業内でも頻繁に課されます。授業態度と合わせて、「関心・意欲・態度」の評価に大きく関わります。定期テストで100点満点を取り、授業態度に何も問題がなかったのに、プリントを1枚提出し忘れていただけで、内申点に4を付けられた。そんな事例もあるくらいです。期限内に提出することは当たり前です。期限を過ぎてしまうと、悪い意味で目立ちます。ちょっとした提出物でも、必ず期限を守るようにしましょう。「聞いていなかった」「知らなかった」という言い訳は一切通じません。プリント類の紛失は絶対にNGですから、配布された物はきちんと保管・管理することも重要です。ノートであれば、授業内容をしっかりと書き留めてあるかも評価されます。問題集であれば、答え合わせや解き直しをしてあるかも評価されます。提出物の評価を高めるためにも、取りかかりを早くしましょう。
  • 定期テスト
    言わずもがな、定期テストは大事です。観点別評価のうち、「知識」「技能」「思考・判断・表現」に直結します。内申点4を目指すなら85点、5を狙うなら95点は欲しいところです。問題ごとにどの観点評価につながるのかがはっきりしている場合が多いので、定期テストの復習を行い、評価を上げたい観点に関する問題をマスターすることが大切です。もちろん、普段の授業内に行う小テストも評価対象です。仮に定期テストの得点が振るわなかった場合でも、小テストでコンスタントに高得点を重ねていれば、内申点が上がることも充分にあり得ます。逆に、小テストで手抜きをしていると、内申点は上がりません。テスト前だけの勉強では簡単に点は取れませんから、日頃からコツコツと勉学に励み、来るテストに備えておきましょう。

内申点を上げる7つの方法

「具体的に何をすれば良いのだろう?」という方に、「内申点UPのための7の手法」もご紹介しておきます。

  • チャイムが鳴った時点で着席している。机の上には授業の準備。チャイムは休憩時間の終わりではなく、授業の始まりです。
  • おしゃべりしない。「話しかけられたから」や「勉強の話をしていた」などもダメです。
  • しっかりとノートをとる。黒板を写すだけではなく、先生の言葉はなるべく書き留めましょう。
  • 姿勢よく座る。体は前を向く。足は組まない。ひじはつかない。先生への印象が大きく違うだけではありません。授業の理解度や集中力にも良い影響が出ます。
  • 先生の言葉にうなずく。「しっかり聞いています」というこことをアピールしましょう。
  • 勉強の内容で質問する。授業終わりに職員室に帰る先生を追いかけて、質問しましょう。職員室で質問すれば、他の先生にもやる気がアピールできて効果大です。
  • 授業以外の時間でも挨拶をしっかりと。元気よくしましょう。

「いい子ちゃん」を演じろ。という話ではありません。個性も大事です。ただ、上記はほとんどが当たり前のことです。

要注意なのは注意した際に、「○○君もやっていたよ」「○○ちゃんはもっとひどいよ」などと言うお子さんです。誰かのせいにしても、内申点に悪影響がでることには変わりありません。日頃からの学習態度に気を付けて内申点をあげ、余裕をもって受験に挑みたいものですね。

石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)