【都立高校】推薦入試の手続きの日程、すること、注意点【2022年(令和4)年度】
東京都立高校の推薦入試について、「入学願書受付」から「検査」「合格発表」「入学手続き」までを、「日程・時期」「何をするか」「注意点・ポイント」の3つの軸でご紹介します。これさえ読めば、都立高校の推薦入試において「○○はいつまで?」「△△はいつから?」と不安になることは減るでしょう。
※ 本記事は2021年に東京都教育委員会から発表された情報に基づいたものです。
執筆
石井 知哉(いしい ともや)
目次
手続きの流れは早めに知っておこう
入試の日程は学校や形態によって様々。手続きは時間まで細かく決まっていますから、しっかりとチェックしておくことが必要です。
とはいえ、「本やホームページで調べても用語が難しくてよくわからない」というお悩みも。大切な受験直前期は合格に必要な対策に時間を充てたいもの。なるべく時間を効果的に使ってスムーズな手続きの準備を進めていきましょう。
本記事では、都立高校の推薦入試の手続きについてご紹介していきます。特に断りのない場合は、全日制を想定したものです。
2022(令和4)年度 都立高校推薦入試・簡易スケジュール
- 1月12日(水)〜17日(月):入学願書受付
- 1月26日(水)・27(木):個人面接、作文・小論文、実技検査等
※ 原則として26日だけで実施し、一部の高校のみ、実技検査を27日に実施します。 - 2月2日(水):合格発表
- 2月2日(水)・3日(木):入学手続
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ステップ1:入学願書受付は1/12〜17に中学校経由で郵送
- ≪いつやるの?≫
2022年(令和4年)1月12日(水)~17日(月) - ≪何をすればいいの?≫
必要な書類を高校に提出します。2021年度より、原則として郵送での出願となっています。各中学校でとりまとめて、高校が指定する郵便局宛に送ります。必要な書類は以下の通りです。不足があれば、そもそも受けることすらできませんから、抜け漏れのないように事前に必ずチェックしておくことをオススメします。
なお、2022年度から、一部の高校ではインターネット出願を実施しています。【一般推薦の場合】
① 一般推薦書
② 入学願書
③ 調査書
④ 自己PRカード
⑤ 入学考査料の領収証書(全日制2,200円、新宿山吹高校情報科950円)【特別推薦の場合】
① 文化・スポーツ等特別推薦書
② 入学願書
③ 調査書
④ 自己PRカード
⑤ 入学考査料の領収証書(2,200円)入学試験料は、指定の金融機関で支払い、領収証を願書の裏面に貼ります。ですから、提出の前日までには支払を済ませておく必要があります。
一般推薦と特別推薦を共に志願する場合には、両方の入学考査料が必要です。調査書と自己PRカードは1部のみの提出となります。 - ≪注意点・ポイントは?≫
必要書類は、公立中学校では12月上旬から配付されます。各都立高校、東京都教育相談センター、都庁内にある都立高校入試相談コーナーでも入手可能です。
自己PRカードは得点化はしませんが、面接の資料になるので、面接で話す内容を意識しながら、書くと良いでしょう。
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ステップ2:検査は原則として1/26の1日で実施、一部の高校で27に実技検査も
- ≪いつやるの?≫
2022年(令和4年)1月26日(水)
※ 27日(木)も実施する高校もあります。
※ 時間は高校によって異なります。 - ≪何をすればいいの?≫
個人面接、作文・小論文、実技検査などを実施します。原則として。1日で行いますが、27日に実技検査を行う高校もあります。時間帯や試験の実施順等は高校ごとに異なります。ここでの得点と調査書点を合計した総合得点で、合格・不合格を判定します。 - ≪注意点・ポイントは?≫
合格率約30%の“狭き門”ですから、落ちる確率の方が高いもの。そのため試験終了後は、自信があっても、念のため、一般入試に向けた勉強をしておきましょう。
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ステップ3:合格発表日は2/2
- ≪いつやるの?≫
2022年(令和4年)2月2日(水)午前9時 - ≪何をすればいいの?≫
いよいよ合格か不合格かがわかります。受検票に書かれた自分の受検番号が掲示されていれば合格です。合格者は入学手続きに必要な書類を受け取るのをお忘れなく。制服の採寸も行うので、合格者は帰宅が遅くなります。残念ながら不合格になってしまったら、“その悔しさ”を絶対に忘れず、一般入試での合格に全力を尽くしましょう。 - ≪注意点・ポイントは?≫
友人と一緒に合格発表を見に行ったら、「一方が合格で他方が不合格」ということも。ある意味で“最も残酷な瞬間”でもあります。しかし、推薦で不合格になっても、一般入試で合格することは充分に可能です。「推薦で落ちて一般で受かる」というのが合格者の大多数なのですから。落ち込んでいる時間などありません。その時間を勉強に充てれば、一般入試で5点は上がります。ショックを引きずらずに、すぐに気持ちを切り替えて立ち上がりましょう。
ステップ4:忘れるなかれ。入学手続は2/2・3
- ≪いつやるの?≫
2022年(令和4年)2月2日(水)午前9時~午後3時まで
2022年(令和4年)2月3日(木)午前9時~正午まで - ≪何をすればいいの?≫
合格後に高校から渡された書類を記入して提出します。入学料の納付も指定された期限までに済ませる必要があります。まずは合格してもすぐには帰宅せずに、忘れずに書類を受け取ること。中学校に寄って報告してから、帰宅してすぐに手続きを進めましょう。 - ≪注意点・ポイントは?≫
必要な手続きを行わないと、入学できませんから、せっかくの合格も無意味です。 合格発表から手続きの期限まで間がないので、合格したからといって、いつまでも浮かれてはいられません。
入学料は5,650円(定時制は2,100円、通信制は500円)を金融機関で払い込みます。発表日の翌日から5日以内(土・日・祝日を除き)に納付する必要があります。その他の学費の支払は4月の入学式までとなっているので、慌てることはありません。
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▼2023年度・講座概要▼
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下記より1つ選択。
【A日程】2022年12月10日
【B日程】2022年12月25日
【C日程】2023年01月04日
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自己PRカード完成&面接準備コース《1日完結》
下記より1つ選択。
【A日程】2022年12月17日
【B日程】2022年12月24日
【C日程】2022年12月26日
【D日程】2022年12月27日
【E日程】2023年01月05日
【F日程】2023年01月06日
【G日程】2023年01月07日
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- 面接の評価のポイントと攻略法とは?
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実は、ほとんどの受験生や親御さんが、推薦入試に向けて、大小様々な不安を抱えています。ですから、それを克服できるかどうかが「推薦の合格・不合格の分かれ道」となるのです。
本書を読めば、上記のような悩みは解消し、読むか読まないかでは、大きく差がつくことでしょう。
「今から対策しても間に合わないんじゃないの?」
そんなことはありません。まだ間に合います。本書を1回読めば、多くの疑問が解決するはずです。
都立高校の推薦入試で求められているのは「人間力」です。
■ コミュニケーション能力
■ 思考力 / 判断力 / 表現力
■ 協調性 / 将来性 / リーダーシップ
■ 言語表現能力 / 論理構成能力
など、多岐に渡ります。
都立高校の推薦入試の対策を通じて学んだ知識や技術は、なにも高校合格のためにだけ使えるものではありません。大学受験でも、就職活動でも、社会に出て働くようになってからも、ずっと活きるものなのです。
執筆
石井 知哉(いしい ともや)