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中学技能教科「保健体育」攻略、バスケットボールの学習ポイント

中学技能教科「保健体育」攻略、バスケットボールの学習ポイント
体育で頻出のテーマであるバスケットボール。どこの中学校でも1年に1度は行う種目です。今回お伝えすることともに、学校で配付されたプリントや学校の先生が話していたことをしっかりと覚えてテストに臨みましょう。
中里 太一(なかざと たいち)

執筆

中里 太一(なかざと たいち)

バスケットボールの歴史

バスケットボールを考案した人はジェームズ・ネイスミスです。アメリカのマサチューセッツ州スプリングフィールドの国際YMCAトレーニングスクールで体育部教官を務めていたカナダ人です。

コートの構造とゲームの流れ

(1)名前と場所はセットで暗記する

  1. センターライン
  2. センターサークル
  3. サイドライン
  4. スリーポイントライン
  5. エンドライン
  6. フリースローライン

(2)ゲームの流れ

① プレイヤーは各チーム5人
② 試合開始:ジャンプボールで飛んだ人にボールが触った時から始まる
③ 得点

フィールドゴール
【内容】スリーポイントラインの内側から決めたゴール
【得点】2点

スリーポイント
【内容】スリーポイントラインの外側から決めたゴール
【得点】3点

フリースロー
【内容】攻撃側がシュートの体勢になっている時にファウルを受けた時に行える
【得点】1点

④ 競技時間:各ピリオドは中学生の場合8分で、延長した場合は3分

反則の種類

バスケットボールで禁止されている行為は、ファウルとバイオレーションの2種類に分かれます。

(1)ファウル

プレイヤー同士の接触によるものや、スポーツマンらしくない行為によるものです。

ファウルの状況と罰則

シュートをしようとしている相手に対するファウル
【罰則】相手に対してフリースローが与えられる

ファウルを受けながらもシュートを放ち、ゴールが決まった場合
【罰則】ゴールは得点として加算し、なおかつ1本のフリースローが与えられる
※ 3ポイントエリアの場合、3点+1本のフリースロー

ファウルを受けながらもシュートを放ち、シュートが外れた場合
【罰則】2本のフリースローが与えられる
※ 3ポイントエリアの場合、3本のフリースロー

シュート動作中以外に起きた場合
【罰則】ファウルの起きた場所から最も近いサイドかエンドラインの外から、スローインをしてゲームを再開する。

ファウルの状況と罰則

ホールディング
【内容】相手を押さえる
相手の腕をつかんだり、進路を無理に防いだりする

プッシング
【内容】相手を押す

チャージング
【内容】相手に突き当たる

ブロッキング
【内容】相手の進行を妨害する

イリーガル・ユース・オブ・ハンズ
【内容】手で相手をたたいたり、つかんだりする

イリーガル・スクリーン
【内容】ボールを持っていない相手の位置移動を不当に遅らせる

(2)バイオレーション

ファウル以外の禁止されている行為を指します。
※ボールの扱い方や、時間に関するものなどがバイオレーションになります。

バイオレーションになると、ボールの所有権が相手チームに移ります。相手チームは、バイオレーションの起こった場所から最も近いサイドラインかエンドラインの外からスローインをしてゲームを再開します。

バイオレーションの種類
  • 時間制限

    3秒ルール
    攻撃側が相手の制限区域内に3秒以上いてはいけない

    5秒ルール
    ボールを持っている人は5秒以上何もしないでじっとしていてはいけない

    8秒ルール
    自陣でボールを持ったチームは8秒以内に相手陣にボールを進めなければいけない

    24秒ルール
    コート内でボールを持ったチームは、24秒以内にシュートをしなければいけない

  • トラベリング
    ボールを持ったままドリブルをしないで3歩以上歩いた場合の反則です。または、ピボットの最中に軸足が動いたり、ズレたりしてもトラベリングになります。
  • ダブルドリブル
    両手で同時にボールをついた場合や、ドリブルが終わった後に再びドリブルをした場合の反則です。

技術

(1)ピボット

ボールを持ったまま、軸足を中心として方向をかえるボールキープの技術です

(2)パスの種類と使う状況

  1. チェストパス
    胸の前からボールを前に突き出すようにパスします。パスをする方に片足を踏み出してパスをします。パスする際に手のひらが外を向くように、手首のスナップを利かせます。
  2. ショルダーパス
    遠くにパスをするときに有効です。ボールを肩の上に持っていき、耳の横から押し出すイメージで手首のスナップをきかせます。
  3. フックパス
    接近した相手をかわすのに有効なパスです。肘を伸ばして、指先でボールをコントロールします。

(3)シュートのやり方

ランニングシュート(レイアップ)
  1. ボールを空中でキャッチし、着地した足と次のジャンプ足で「1・2」のリズムで行う1歩目は大きく、2歩目は小さくステップする
  2. 膝を高く引き上げ、思い切りジャンプする
  3. リングにそっと置くような感じでシュートする。
セットシュート(両手)
  1. リングを見る
  2. 額の上あたりで構える
  3. ボールを離すとき、手のひらを外側に向ける
セットシュート(片手)
  1. きき足をやや前にして両手は肩幅程度に開く
  2. ひじを直角にする
  3. リングを見て、ひじはやわらかく、下半身の力を指先に伝える
  4. ボールを離したときは、人差し指がリング方向にむける
中里 太一(なかざと たいち)

執筆

中里 太一(なかざと たいち)