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28年度の都立入試、知らないと損する変更点

28年度の都立入試、知らないと損する変更点
都立高校入試の制度が平成28年度(2016年度)から変更されます。2015年4月に中学3年生となった世代からは、この新制度で都立高校の受験に挑むわけです。制度変更の概要やその影響についてご紹介します。
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

変更はいつから?

2015年4月現在に中学3年生のお子さんから、新制度での受検となります。「平成28年度(2016年度)からの変更なのに?」と思われるかもしれません。

そうなんです。都立高校の場合、「平成28年度入試」とは「平成28年4月の高校入学者を選抜するためのもの」です。ですから、平成27年度(2015年度)の中学3年生が受けるのは、「平成28年度入試」となるわけです。このあたり、都立高校入試の言い回しは独特です。ちょっとややこしいところですね。

もちろん、したがって、2016年年2月の入試からは、この新制度で実施されてるわけです。

何が変わる?どう変わる?

では、平成28年度(2015年度)からの変更でどう変わるのでしょうか?これについて、簡単に見ていきましょう。

  1. 変更されるのは、一般受検のみ!
    推薦受検については、変更はありません。
  2. 変更点は、次の3つ!
    ・教科数が変わる!!
    ⇒原則として全学校で5教科となります。
    ・学力と内申点(調査書点)の評価比率が変わる!!
    ⇒全学校で7:3となります。
    ・内申点(調査書点)算出のための換算方法が変わる!!
    ⇒全学校で実技4教科の評定が2倍になります。

    上記は、多くの受験生が受ける全日制課程の第1次募集・前期分割募集のものです。
    全日制課程の第2次募集・後期分割募集と定時制課程の場合は異なります。各高校や東京都教育委員会の公式発表にてご確認ください。

  3. 学力検査でマークシートが導入される!
    採点ミスの防止のため、マークシートが導入されています。平成27年度(2015年度)入試では、モデル校をいくつか選定し、試験的に実施されました。

変更の影響は?

「こうした変更によってどんな影響が出てくるのか?」「対策が変わってくるのか?」は誰にとっても気になるところですよね。そこで、次のようにまとめてみました。

  • 教科数が変わる!!
    どの高校も5教科の検査になります。そのため、社会・理科の対策も必須となります。もっとも、以前からほとんどの高校が5教科でしたから、その意味では大きな変化はないといえます。
  • 学力と内申点(調査書点)の評価比率が変わる!!
    これまでもほとんどの高校が7:3でしたから、6:4や5:5を採用していたわずかな高校を除けば、大きな影響はありません。
  • 内申点(調査書点)算出のための換算方法が変わる!!
    変更の影響が最も大きいのがこれです。実技4教科(音楽、美術、保健体育、技術家庭)が高く評価されます。同じ素内申でも、実技4教科によって換算内申(調査書点)が大きく変わる可能性があるわけです。これらの教科の内申点が高い方が圧倒的に有利になりますから、実技教科の内申点アップには、より一層力を入れる必要があります。
  • 学力検査でマークシートが導入される!
    導入によって、選択形式の問題(ア〜エの記号で解答するもの)はマークシートで解答することになります。全教科、問題の出題傾向が変わることはありません。物凄く特別な対策が必要になるとか、問題が過去のパターンと大きく変わるとか、そういったことはありません。

「入試制度が変更される」という条件はどの受験生にとっても平等です。しかし、その条件を正しく理解し、適切な準備を整えた受験生が最終的に合格を勝ち取ることでしょう。いち早く情報を活用したいものですね。

石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)