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中学1年生、1学期英語学習のポイント

中学1年生、1学期英語学習のポイント
小学校ではペーパーテストがなかった英語。中学校からは各学期に定期テストが実施され、早くも高校受験に向けた勉強がスタートしていきます。今回は中学1年生1学期の英語学習のポイントをお伝えします。
朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)

執筆

朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)

中1生が1学期におさえておくべきポイント

中学1年生1学期の英語学習は以下の3ステップで進めば大丈夫です。

  1. アルファベットを正しく書けるようにする
  2. 日本語と英語の文のつくりの違いを理解する
  3. 2種類の動詞の違いを理解する

アルファベットを正しく書けるようにする

アルファベットはAからZまで合計26文字です。小学校の授業では音楽にあわせてAからZまで歌っていた子どもたちが多いことでしょう。そのためアルファベットを順番に「発音すること」はほとんどの子どもたちができます。しかしアルファベットを「書くこと」についてはどうでしょうか。大文字は書けても小文字については書けない子どもたちが非常に多くいます。大文字と結びつけながら小文字の練習をするとよいでしょう。

中学校1年生1学期の定期テストでも必ず出題されますので、アルファベットを正しく書けるようにしておきましょう

また、印刷されている字体と中学校で習う字体が違うものにも注意が必要です

たとえば「A」の小文字は中学校ではブロック体で習いますが、多くの印刷物では活字体で表記されています。こういった細かな違いに子どもたちは混乱しやすいため、最初は中学校で習う字体で練習するようにしてください。

日本語と英語の文のつくりの違いを理解する

小学校では国語、つまり日本語の文のつくりは学習をしています。しかし、英語の文のつくりは中学校から学習がスタートします。

  • 日本語の場合
    私は 英語を 勉強します
    主語 → 修飾語 → 述語」の順に並ぶのが基本です。
  • 英語の場合
    I study English.
    主語動詞 → それ以外の部分 」と並びます。英語の「動詞」とは、日本語の述語にあたる部分です。

この日本語と英語の文のつくりのちがいを理解するのがセカンドステップです。

中学1年生の1学期の時点で子どもたちはまだ国語で形容詞や形容動詞、副詞に連体詞といった細かい品詞についての学習はしていません。そのため保護者の方が子どもたちに英語を教える場合には英語の学習でも品詞の話はしすぎないようにしてください。

2種類の動詞の違いを理解する

英語には2種類の動詞があります。「be動詞」と「一般動詞」です。

be動詞

be動詞は=(イコール)の関係になると覚えておくとよいでしょう。
I am a student. 「わたしは生徒です。」
わたし=生徒

be動詞は主語によって以下のような使い分けが必要になります。

  • I(わたしは)
    am
  • You(あなたは)、We (わたしたちは)、They (かれらは)
    are
  • He(かれは)、She (かのじょは)、It(それは) This (これは)、That(あれは)
    is

否定文(~ではありません)はbe動詞のあとにnot をおきます
You are not a doctor. 「あなたは医者ではありません。」

疑問文(~ですか)はbe動詞と主語の順番をいれかえます
Are you a student? 「あなたは生徒ですか。」
Yes, I am.「はい、そうです。」
No, I am not.「いいえ、ちがいます。」

一般動詞

一般動詞は「動きをあらわす」と覚えておくとよいでしょう。
I play soccer. 「わたしはサッカーをします。」
play(~する)、study(勉強する)、run(走る) use(使う)など、「動きをあらわす」ものが一般動詞です。

否定文(~しません)は主語のあとにdon’tをつけます
I don’t play soccer. 「わたしはサッカーをしません。」

疑問文(~しますか)は主語のまえにDoをおきます
Do you play soccer?「あなたはサッカーをしますか。」
Yes, I do. 「はい、します。」
No, I don’t.「いいえ、しません。」

以上、中学1年生1学期の英語学習について解説しました。

  1. アルファベットを正しく書けるようにする
  2. 日本語と英語の文のつくりの違いを理解する
  3. 2種類の動詞の違いを理解する

のスリーステップで中学1年生1学期の英語学習を進めていきましょう。




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朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)

執筆

朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)