中学3年生、1学期英語学習のポイント
執筆
朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)
中3生が1学期におさえておくべきポイント
中学3年生1学期、英語学習のポイントは
- 現在完了
- 不定詞
です。
「現在完了」学習のポイント
1学期の学習のなかでも大きなポイントとなるのが「現在完了」。この単元はこれまでの英語学習における「時制」の応用といえるでしょう。1年生では「現在形・現在進行形」、2年生では「過去形・過去進行形」と「未来形」をそれぞれ学習してきました。まずはすでに学習している「時制」のおさらいからです。
- 現在形
I play soccer every day. 「わたしはサッカーを毎日します 。」 - 現在進行形
I am playing soccer now. 「わたしはサッカーを今しています 。」 - 過去形
I played soccer yesterday. 「わたしは昨日サッカーをしました 。」 - 過去進行形
I was playing soccer then. 「わたしはそのときサッカーをしていました 。」 - 未来形
I will (am going to) play soccer tomorrow. 「わたしは明日サッカーをするつもりです 。」
中学2年生まではこの5パターンを練習してきました。
中学3年生の1学期に学習する「現在完了」は「過去と現在がつながっている」と考えてください。
(1)継続用法
I have lived in Tokyo for 10 years. 「わたしは東京に10年間住んでいる。」
わたしは10年前に東京に住んでいた。+現在も住んでいる。
I have played soccer since I was 7. 「わたしは7歳のときからサッカーをしている。」
わたしは7歳のときにサッカーをした。+現在もサッカーをしている。
(2)経験用法
I have been to Tokyo twice. 「わたしは東京に2度行ったことがある。」
わたしは2度東京に行った。+現在も東京のことを話題にしている。
(3)完了用法
I have already finished my homework. 「わたしはすでに宿題をやり終えました。」
わたしは宿題をやりました。+現在、宿題のことを話題にしている。
「現在完了」は3つの用法があり、いずれも基本の文のつくりかたは「have(has)+過去分詞」です。
「不定詞」学習のポイント
不定詞の基本の文のつくり方は「to+動詞の原形」です。中学3年生で学習する基本の文のパターンは以下の3つです。
- It’s A for B to C 「CするのはBにはAだ。」
It’s easy for me to study English. 「英語を勉強することはわたしには簡単なことだ。」 - want(ask,tell) A to B 「AにBしてほしい。」
Teachers want students to study harder. 「先生たちは生徒にもっと勉強してほしい。」
wantの代わりにask 「~を頼む(尋ねる)」、tell「~を言う(伝える)」も定期試験によく出題されます。
I asked her to tell the truth. 「わたしは彼女に本当のことを言うように頼んだ(尋ねた)。」
I told him to speak Japanese. 「わたしは彼に日本語を話すように言った(伝えた)。」 - too A to B 「AすぎてBできない」
I was too busy to do my homework. 「わたしは忙しすぎて宿題ができなかった。」
このtoo A to Bのパターンはso A that can’t(couldn’t)のパターンと書き換える問題形式でよく出題されます。
= I was so busy that I couldn’t do my homework.
この「不定詞」は英作文での出題が非常に多くみられます。定期試験の範囲だけでなく、入試問題や模擬試験の英作文でも頻出です。
定期試験では中学2年生範囲が復習問題として出題されることがあります。今回紹介した「不定詞」についての基本事項は、2年生の2学期前半で学習しているので、こちらも参考にして学習をすすめてみてください。
以上、「現在完了」と「不定詞」が中学3年生1学期英語学習のポイントです。本記事を参考にしながら効率よく学習をすすめてください。
この章に関係のある記事はこちら
執筆
朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)