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中学技能教科「保健体育」攻略、「喫煙・飲酒・薬物」

中学技能教科「保健体育」攻略、「喫煙・飲酒・薬物」
主に3年生2学期の保健体育のテストで出題される分野です。
高得点を取るために喫煙・飲酒・薬物についての特徴・危険性をしっかりと理解、記憶してテストに臨んでください。
中里 太一(なかざと たいち)

執筆

中里 太一(なかざと たいち)

喫煙と健康

(1)たばこの煙に含まれる有害物質

たばこの煙には実に200種類の有害物質が含まれています。その中でも特に

  1. ニコチン
  2. タール
  3. 一酸化炭素

の3つは覚えておきましょう。

(2)たばこの影響

ニコチン・タール・一酸化炭素がどのような害を与えるのかは覚えておきましょう。

  1. ニコチン
    血管を収縮させる。依存性がある。
  2. タール
    発がん性物質を多く含む。
  3. 一酸化炭素
    酸素の運搬能力を低下させる。血管を傷つける。
  4. 喫煙を長く続けた場合
    肺ガン、慢性気管支炎、心臓病などの病気にかかりやすくなります。また慢性気管支炎と肺気腫はまとめて「慢性閉塞性肺疾患(COPD)と表します。「慢性閉塞性肺疾患を英語4文字で何と言いますか?」という問題が出題されている学校もあるので解答できるようにしておきましょう。

(3)未成年者の喫煙

未成年者の方が喫煙の悪影響を受けやすく、依存症になりやすい。
喫煙期間も長くなるため、病気にかかりやすいということは暗記をしなくても常識的に理解できると思います。

注意するべきは未成年者喫煙防止法の規定です。
この法律の中には、親やたばこの販売業者を処罰する規定があります。たとえば、コンビニの店員が未成年者と知っていて、たばこを売った場合には、コンビニの店員が処罰されます。

(4)周りの人への影響

とてもよく出題される分野です。覚えておきたいのが、以下の2つの用語です。

  1. 主流煙
    喫煙者がたばこから吸い込む煙

  2. 副流煙
    たばこの先から出る煙→副流煙や喫煙者が吐き出す煙を吸い込むことを受動喫煙という

飲酒と健康

(1)飲酒の影響

  1. 酒類の主成分=アルコール(エチルアルコール)
  2. アルコールを分解する臓器=肝臓
  3. 影響=脳・神経の働きが低下するため、思考力、自制心、運動能力が低下する
  4. 急性アルコール中毒
    一気飲みのように一度に大量の酒を飲んだ時に起こる症状
  5. アルコール依存症
    長期間、多量の飲酒を続けた場合、アルコールなしではいられなくなる状態

(2)未成年者の飲酒

未成年者の飲酒は禁止されています。これは常識で分かると思います。ただし、理由を聞かれる場合があります。未成年者が飲酒を禁止されている理由を答えられるようにしておきましょう。

飲酒を禁止している理由は

  1. 脳などの器官に障害が起こりやすい
  2. 依存症になりやすい
  3. この2つを答えられるようにしておきましょう。

    また、大人が未成年者に飲酒を勧めたり販売したりした場合は、たばこ同様に親や酒類販売業者を処罰する規定もあります。

薬物乱用と健康

(1)薬物乱用とは

薬を本来の目的とは違う使用や医療が目的ではない薬物を不正に使用すること

(2)薬物の種類と影響

共通すること…依存性があり、心身に大きな害を与える

  1. 覚せい剤
    気分が高まるが、薬が切れると激しい脱力感に襲われる
  2. 大麻
    精神が錯乱状態になる。乱用を繰り返すと思考力が低下する
  3. 麻薬
    MDMA、LSDなど。乱用を繰り返すと色感覚がマヒする
  4. 有機溶剤
    シンナーなど。吸引すると呼吸困難や情緒不安定になってしまう

以上が喫煙・飲酒・薬物で定期テストに出題される基本事項です。この分野はテストに出題されるという意味でも大切な範囲ですが、自分の人生を守るという意味でも知っておくべき分野です。しっかりと勉強してより良い結果にしてください。

中里 太一(なかざと たいち)

執筆

中里 太一(なかざと たいち)