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提出物とは?学校の宿題はテスト勉強のベストな素材

提出物とは?学校の宿題はテスト勉強のベストな素材
お子さんは学校の「提出物」をきちんとできていますか?ただ提出するだけではもったいない。普段の家庭学習やテスト対策にうまく組み込み、絶大なパワーを利用しましょう。今回は、成績を上げるための提出物との賢いつきあい方として、「提出物の疑問と重要性」についてご紹介します。
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

親子で「提出物」のことがよくわかる5つの質問!

「まだ提出物の重みがよくわからない」という方向けにQ&A形式でまとめてみました。

提出物ってどんなものですか?

新学年に上がると、学校の授業で問題集やワークブックが配布されます。これらが提出物となるものです。また、授業のノートを提出課題とすることも多く見られます。教科によっては、テストの前にプリントが配布されることもあります。

提出物はいつごろ出されるのですか?

多くの中学校でテストのおよそ1〜2週間前に“試験範囲表”が配られ、全教科のテストの時間割や出題範囲・内容が細かく示されます。
ここで提出物も「@@@を△ページまで解いて答え合わせをして提出」という形で指示されます。
ただし、詳しい内容を授業中に説明されることもあります。「先生の話を聞いていなかった」「範囲表にはそんな事は書かれていなかった」という言い訳は一切通用しません。こういうところでも、授業をしっかり受けていることが求められていますね。

提出物の締め切りはいつ頃ですか?

提出期限も試験範囲表で指示されますが、たいていテストの当日前後です。一番多いのが、テストが終了後のホームルームで係が集めて回収する、というもの。まれに、テスト前最後の授業で提出させる場合もあります。このあたりも、きちんと聞いて頭に入れておく必要があります。

提出物を出さないとどうなりますか?

出さなければ、通知表の評定、すなわち、内申点が下がります。
特に「関心・意欲・態度」の評価でAがつくことは絶望的です。
したがって、評定で5を取るためには提出物は必須です
たとえ定期テストで100点を取っても、プリントを1枚出し忘れただけで、評定は5から4に落ちます。

提出期限日に欠席してしまいました。出せなかった場合はどうすればいいですか?

教科担当の先生に事情を素直に説明して、翌日にでも提出するべきです。期限遅れの提出は当然マイナスですが、出さないよりはマシです。事情によっては、マイナスにしない先生もおられます。「期限を過ぎてしまったから、どうせ受け取ってくれないだろう」「叱られるのが怖いから諦めよう」と出さないのは非常にもったいないことです。絶対にやめた方がいいと思います。

提出物は学校からのプレゼントである

「よりにもよってテスト勉強で忙しい時期になぜ?」という疑問、一度は抱きますよね。
はい、答えは簡単です。提出物自体が“テスト対策の最高の材料”だからです

「テスト勉強に何をしたらいいかわからないよ」と悩むお子さんがほとんどです。ですから、学校の先生は、提出課題という形で、勉強の方法を教えてくれるのです。中には、提出物の問題をそのままテストに出題する先生もおられます。全員が機会を平等に与えられています。努力すれば必ず結果が出るようになっているのです。

定期テストはいつも100点前後、最低でも95点以上が当たり前。内申点はもちろんオール5」という中学生たちがどんなテスト勉強をしていると思いますか?
実は秘訣(というほど大層なものではありませんが)は、提出物の徹底反復です。もちろん、普段の学校の授業をきちんと受け、予習復習も欠かしませんが、テストの直前期はいたってシンプルです。

とにかく提出物を何度も何度も何度も何度も徹底的に繰り返しているのです。

「提出物があるからテスト勉強が楽になっている」
「提出物さえ完璧にすれば定期テストは簡単に点を取れる」
彼らは口をそろえてこう言います。もし、提出物がなかったら、テスト勉強の内容を一から自分で考えないといけません。たしかに、その方がずっと大変だろうと思います。

いかかでしょう?提出物がいかに重要か、おわかり頂けたことと思います。「よし。提出物を頑張ろう!」とお子さんの気持ちに火がつくことが第一歩ですね。

石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)