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模擬テストを100%活用するための3つの約束

模擬テストを100%活用するための3つの約束
せっかく時間とお金をかけて模擬テストを受けるのですから、お子さんにとってできるだけ有意義なものにしたいのが親心というもの。でも、「どの模試をいつ受けさせたらいいの?」「どこで受けさせたらいいの?」「どんな心構えで受けさせたらいいの?」こんな疑問は誰もが抱くもの。そこで、ここからは、模試を最大限有効に活かすためのコツを紹介します。
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

同じ業者のテストを受けるべし!

「うちの子、7月に受けたA社のテストでは偏差値50だったのに、8月に受けたB社のテストでは偏差値45だったんです。夏休み中いったい何をしていたのかしら!」

そんな風に焦る親御さんもおられます。しかし、こういう場合は一概にお子さんの成績が下がったとはいえません。実は、異なる業者のテストだと受けた母集団のレベルが異なりますから、同じお子さんでも偏差値は大きく変動します。ですから、前回と今回の比較が難しいのです。

模擬テストを受ける重要な目的の一つは“実力の観測“です。
お子さんの実力を正確に観測するためにも、そしてお子さんが変に自信を失わないためにも、継続して同じ業者のテストを受けさせるのがおすすめです。2、3回受けてみて安定して数値が出るようになってから、別の業者のものを受けてみるのがいいでしょう。

ほぼ全ての模擬テストが年間の実施日を公表しています。これを見て、まずは毎月コンスタントに実施している業者の模擬テストを選びましょう。次は、お子さんと相談してスケジュールを決めます。

そこでひと工夫。
「秋以降は1ヶ月に1回受ける」というのが、無理なく成果を上げられるペースです。ただし、中学校の定期テストの直前期は対策を優先すべきです。とすれば、模擬テストの日程は定期テストの直後か2週間以上前に組むのがベストです。なお、複数回申込で割引を受けられる模擬テストもあるので、これも活用したいものです。

自宅から離れた会場を選ぶべし!

模擬テストを受けることは、入試本番に近い雰囲気も体感するということです。「周囲が全員知らない人だらけだった」いういわば“アウェーの状態”で受けるのをおすすめします。

本番の緊張感は、模擬テストでたくさん味わっておくべきだからです。できれば電車に乗って行くような会場であればベストですね。

「会場を選べるのに、わざわざ自宅から離れた会場に行くのはイヤだ」というお子さんは多いことでしょう。

そこでひと工夫。
実施時期が近付くと、満席になった会場から申込を締め切るので、希望会場で受けられない可能性が高くなります。これを逆手に取ってみましょう。

お子さんがどうしても家から近い会場を希望する場合には、あえて申込期限ギリギリまで待ってみると、その会場が満席で締切になることもあります。こうなれば、さすがにお子さんも遠くの会場がイヤとは言えません。「申し込んだら家から近い会場は既に満席だった」ということにしてしまって、遠くの会場で申し込む、というのもありですね。

もちろん、何があっても車で送ったり、一緒に電車で連れて行ったり、などということは絶対に避けるべきですね。

入試本番のつもりで受けるべし!

これだけたくさんのものが得られる模擬テスト。なのに、肝心のお子さんがいい加減な気持ちで受けるのでは無意味です。親子共々、入試本番と同じ真剣さで臨みたいものです。お子さんが実力を存分に発揮できるような後押し。これが親御さんの役目ですね。

「もちろん模試は真剣に受けて欲しいけど。うちの子ほんとに大丈夫かしら」という不安は多かれ少なかれあるでしょう。

そこでひと工夫。
模擬テストに行くお子さんへの接し方2パターンを、お子さんの性格タイプに合わせて使い分けてみましょう。

  • 繊細/生真面目/不安になりやすい/「失敗したらどうしよう…」と思い詰めがち

    ガチガチに緊張して力を発揮できないおそれがあります。
    模擬テストはいわば“失敗をするための場”です。もちろん、その“失敗”は入試本番までの成長の糧にしなければなりませんが。萎縮せずにのびのびと模擬テストの問題に集中できる心理状態が望ましいものです。「結果を恐れず、とにかく全力を尽くしてきなさい」と声をかけてあげてください。

  • のんき/よくふざける/自信過剰/「どうせ大丈夫、楽勝!」と調子に乗りやすい

    緊張感のない状態で受けて力を出し切らないおそれがあります。
    模擬テストは“本番の縮図”なのです。模試で解けない問題は本番でも解けないし、模試のミスは本番でも再発します。あえてプレッシャーをかけて気を引き締めてあげましょう。「今回の結果で志望校を変えることもあるんだから、全力を尽くしてきなさい」と声をかけてあげてください。

石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)