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現役英語講師が語る英検4級合格へのリスニング出題傾向と解答のポイント

現役英語講師が語る英検4級合格へのリスニング出題傾向と解答のポイント
小学校での英語教科化の影響で注目が集まっている英検4級。また、中学1・2年生は高校受験に向けて受験する英検4級。この英検4級に合格するにはどのように勉強したらよいのでしょうか。今回の記事では英検4級の合格にむけたリスニング出題傾向と解答のポイントをお伝えします。
朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)

執筆

朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)

英検4級の審査基準は?4級の目安は?出題形式は?

英検4級の審査基準

英検協会のホームページには
「簡単な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができる。」
と書いてあります。

審査領域は読む・聞く・話す・書くの4分野です。

  • 読む:簡単な文章を理解することができる。
  • 聞く:簡単な文章を理解することができる。
  • 話す:簡単な内容についてやりとりすることができる。
  • 書く:簡単な文を書くことができる。

英検4級の目安

英検協会のホームページには
習得目標は「使える英語の登竜門」。「基礎力定着と高校入試レベルを想定」と記載されています。
推奨目安は「中学中級程度」。実際の出題を見ると中学2年生までの学習範囲に対応しています。出題目安には「出題形式や内容が、より実用的に。身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。基礎力をぐんぐん伸ばしていきましょう。スピーキングテストも受験可能です。」と記載されています。

英検4級の出題形式

英検協会のホームページには
出題形式は「筆記・リスニング・録音形式のスピーキングテスト」の3形式と書いてあります。
注意点として、資格認定は従来通り筆記試験とリスニングの1次試験の結果のみでされます。スピーキングテストには1次試験の結果が書かれている成績表に書いてある英検IDとパスワードが必要です。コンピュータ端末を利用し、1次試験の結果にかかわらず受験者全員が受験可能です。

リスニングの問題形式は

リスニングは20分、3パターンの問題形式で合計25問。解答形式は第1部が3択、第2部・第3部が4択。放送回数はそれぞれ2回です。

第1部出題傾向と解答のポイント

第1部は会話の応答文選択。会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う形式。問題用紙には補助イラストつき。問題数は10問で、問題文の種類は会話文です。

例として2019年度第2回の第1部をみていきます。

No.1
A:Do you want to see a movie tomorrow?
B:Sure.
A:Where will we meet?

1. At my house.
2. In the afternoon.
3. Five dollars.

日本語訳は
A:明日映画を観に行きたいですか?
B:もちろんです。
A:どこで会いましょうか。

選択肢は
1. 私の家で。
2. 午後に。
3. 5ドルです。
場所をあらわす選択肢は1のみです。 よって、1のAt my house. 「私の家で。」が正解です。
よって、2のTo the store. 「お店へ」が正解です。

このリスニング第1部の解答のポイントは「Yes・Noで答える疑問文の答え方」と「疑問詞を使った疑問文に対する答え方」を理解することです。

疑問文に対する答え方は2パターンです。

① Yes・Noで答える疑問文の答え方

「Yes・Noで答える疑問文の答え方」とは「~ですか。」と聞かれて、Yes「はい」・No「いいえ」で答えるパターンです。

【例】
Will you play soccer? 「あなたはサッカーをするつもりですか。」
Yes, I will. 「はい、するつもりです。」 / No, I won’t. 「いいえ、しません。」
Did he play baseball? 「彼は野球をしましたか。」
Yes, he did. 「はい、しました。」 / No, he didn’t. 「いいえ、しませんでした。」
Were you at home? 「あなたは家にいましたか。」
Yes, I was. 「はい、いました。」 / No, I wasn’t. 「いいえ、いませんでした。」

② 疑問詞を使った疑問文に対する答え方

「疑問詞」とは、文のはじめにおいて具体的な答えを導くことばです。

たとえば
When will you study English? 「あなたはいつ英語を勉強するつもりですか。」
という質問には
I will study English after dinner. 「わたしは夕食後に英語を勉強するつもりです。」
と具体的に答えます。

「疑問詞」は以下のものをおぼえておきましょう。
What 「なに」
Who 「だれが」
Whose 「だれの」
Which 「どっち、どれ」
Where 「どこ」
When 「いつ」
Why 「なぜ」
How 「どのくらい」

第2部出題傾向と解答のポイント

第2部は会話の応答文選択。会話の内容一致選択で会話の内容に関する質問に答える形式。
問題数は10問で、問題文の種類は会話文です。

例として2019年度の第2回の第2部をみていきます。

No.16
 
A:Let’s go hiking on Saturday.
B:Sorry, I have to study.
A:Can’t you study on Sunday?
B:My aunt is going to take me shopping then.

Question:What will the boy do on Saturday?
1. Go hiking.
2. Visit his aunt.
3. Study..
4. Go shopping.

日本語訳は
A:土曜日にハイキングにいこうよ。
B:ごめん、勉強しなければいけないんだ。
A:日曜日に勉強すればいいんじゃない?
B:日曜日はおばと買い物に行く予定なんだよ。

質問:土曜日に少年は何をするつもりでしょうか。
1. ハイキング
2. おばを訪ねる
3. 勉強をする
4. 買い物に行く

このリスニング第2部の解答のポイントは「先に選択肢を見ておくこと」です。第2部は問題用紙に選択肢が印刷されているため、質問の内容を推測できます。

このNo.16では選択肢を見ると「スケジュールについて」と推測できます。会話の内容を推測することで、解答しやすくなります。ここでは「土曜日の予定」について聞かれていますので、
3のStudy. 「勉強をする」が正解です。

第3部出題傾向と解答のポイント

第3部は短いパッセージの内容一致選択。短文を聞いて、質問に適する選択肢を選ぶ形式。
問題数は10問で、問題文の種類は短文です。

例として2019年度第2回のNo.23をみていきます。

No.23
Bob really likes fruit. He eats a lot of oranges, apples, and bananas, but he likes strawberries the best.

Question:What is Bob’s favorite fruit?
1. Oranges.
2. Strawberries.
3. Bananas.
4. Apples.

第3部の解答のポイントは「1回目で概要をつかみ、2回目で設問の内容にすること」です。
第3部も第2部同様に選択肢を先にみておくことが可能です。そのため、選択肢を読んで内容の推測をしておくとよいでしょう。

上記の問題では選択肢は果物です。
1回目は果物に関する質問が来ると推測して聞く。
2回目で必要な情報を絞り込んで聞く。
これで正解の選択肢を聞き取ることができます。

日本語訳は

No.23
ボブは果物が好きだ。オレンジ、リンゴ、バナナをよく食べる。でもいちばん好きなのはイチゴだ。

Question:ボブのお気に入りの果物はなんですか。
1. オレンジ
2. イチゴ
3. バナナ
4. リンゴ
正解は
2のStrawberries. 「イチゴ」が正解です。

いかがだったでしょうか。リスニングではわからない問題をひきずってしまわないようにするのも大切です。もしわからない問題が出てしまっても、気持ちをきりかえて次の問題へとすすみましょう。今回の記事を参考に学習をすすめ、合格を勝ちとってください。

朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)

執筆

朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)