定期テスト、高校入試・英検合格のための「過去形」学習ポイント
執筆
朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)
「過去形」のキホン:一般動詞編
まずはこれまでに学習した「現在形」と、「過去形」のちがいをみていきます。
(1)一般動詞「過去形」の肯定文
- 現在形
He plays soccer every day.
「彼は毎日サッカーをします。」 - 過去形
He played soccer yesterday.
「彼は昨日サッカーをしました。」
「現在形」は日々の習慣、「過去形」は以前やったことを表すときに使います。
一般動詞の「過去形」のつくりかた
「現在形」は、主語がHe(彼は)やShe(彼女は)など三人称単数のときには、動詞の原形のうしろにesをつけるルールです。
【例】play→plays / go→goes
「過去形」も似ていて、動詞の原形のうしろにedをつけるのが基本となります。
つくりかたにはルールがあります。
- 原形のうしろにedをつけるもの
play-played / listen-listened など - 原形のうしろにdをつけるもの
use-used / love-lovedなど - yをiにかえてedをつけるも
study-studied / carry-carriedなど - さいごの文字を重ねてedをつけるもの
stop-stopped など - 不規則に変化するもの
go-went / do-did / have-has など
(2)一般動詞「過去形」の否定文
- 現在形
He doesn’t play soccer every day.
「彼は毎日サッカーをしません。」 - 過去形
He didn’t play soccer yesterday.
「彼は昨日サッカーをしませんでした。」
「現在形」はdon’t (doesn’t) + 動詞の原形、「過去形」はdidn’t +動詞の原形です。
(3)一般動詞「過去形」の疑問文
- 現在形
Does he play soccer every day?
「彼は毎日サッカーをしますか。」
Yes, he does.
「はい、彼は(サッカーを)します。」
No, he doesn’t.
「いいえ、彼は(サッカーを)しません。」 - 過去形
Did he play soccer yesterday?
「彼は昨日サッカーをしますか。」
Yes, he did.
「はい、彼は(サッカーを)しました。」
No, he didn’t.
「いいえ、彼は(サッカーを)しませんでした。」
「現在形」はDo (Does) +主語+動詞の原形~?「過去形」はDid +主語+動詞の原形~?です。
否定文、疑問文ともに動詞の原形を使うのがポイントです。
「過去形」のキホン:be動詞編
be動詞も「現在形」と「過去形」のちがいをみていきましょう。
(1)be動詞「過去形」の肯定文
- 現在形
He is a teacher.
「彼は先生です。」 - 過去形
He was a student.
「彼は学生でした。」
「現在形」は主語によってis, am, areです。
isとamの過去形はwas、areの過去形はwereです。
(2)be動詞「過去形」の否定文
- 現在形
He is not (isn’t) a teacher.
「彼は先生ではありません。」 - 過去形
He was not (wasn’t) a student.
「彼は学生ではありませんでした。」
be動詞の否定文は「現在形」「過去形」どちらもbe動詞のあとにnotをつけます。
短縮形は
is not=isn’t
are not=aren’t
was not=wasn’t
were not=weren’t
です。
(3)be動詞「過去形」の疑問文
- 現在形
Is he a teacher?
「彼は先生ですか。」
Yes, he is.
「はい、そうです(彼は先生です)。」
No, he isn’t (is not).
「いいえ、ちがいます(彼は先生ではありません)。」 - 過去形
Was he a student?
「彼は学生でしたか。」
Yes, he was.
「はい、そうでした(彼は学生でした)。」
No, he wasn’t (was not).
「いいえ、ちがいました(彼は学生ではありませんでした)。」
be動詞の疑問文の語順は「現在形」「過去形」ともにbe動詞+主語~?です。
「過去進行形」攻略法
実は「過去形」にも「進行形」があります。しかし「現在進行形」がわかっていればとても簡単です。
- 現在進行形
You are playing soccer now.
「あなたは今、サッカーをしています。」 - 過去進行形
You were playing soccer then.
「あなたはそのとき、サッカーをしていました。」
「現在進行形」「過去進行形」ともにbe動詞+動詞の~ing形で表現できます。
【現在進行形】
is, am, are +動詞の~ing形で「~しています。」と今やっていることを表します。
【過去進行形】
was, were +動詞の~ing形で「~していました」という過去に何かをしていた様子を表します。
【否定文】
You were not (weren’t) playing soccer then.
「あなたはそのときサッカーをしていませんでした。」
のようにbe動詞のうしろにnotをつける。
【疑問文】
Were you playing soccer then?
「あなたはそのときサッカーをしていましたか。」
のようにbe動詞+主語~?というかたちであらわせます。
否定文、疑問文ともにどちらもbe動詞の文なので同じルールです。
さて、いかがだったでしょうか。「過去形」は「現在形」とあわせて練習することで、今までの学習の理解も深めていくことができます。一般動詞、be動詞それぞれの文のつくりかたを理解して、英語の学習をすすめていきましょう。
執筆
朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)