中学2年生、2学期後半英語学習のポイント
ズバリ、中学2年生、2学期後半英語学習のポイントは「動名詞」と「文型」です。
執筆
朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)
動詞にingをつける「動名詞」
動詞にingをつけて表現し、「~すること」と訳します。
動名詞の学習ポイントは3つです。
(1)不定詞の名詞的用法と書き換える表現
【例】
I like to study English. = I like studying English.
(わたしは英語を勉強することが好きだ。)
- like to~ = like ~ing
(~することが好き) - start(begin) to~ = start(begin)~ing
(~しはじめる)
(2)動名詞にしか使わない表現
【例】
I enjoyed watching TV.
(わたしはテレビをみることを楽しんだ。)
I finished doing my homework.
(わたしは宿題をやりおえた。)
- enjoy~ing
(~することを楽しむ) - finish ~ing
(~することをおえる)
どちらも過去形で使われることが多いです。
定期試験では(1)と(2)が多く出題されます。学校で配られている問題集を中心に練習を進めていくと得点を取りやすくなります。
(3)前置詞+~ingの表現
【例】
I am good at playing soccer.
(わたしはサッカーをすることが得意だ。)
- be good at ~ing
(~することが得意だ。) - be interested in ~ing
(~することに興味がある) - without ~ing
(~をしないで)
「前置詞+~ing」 の表現は高校入試でもよく出題されます。
知っておくと単語を並び換える形式の問題や自由英作文の問題が得意になります。
「文型」はパターン別に攻略!
多くの高校では「文型」から1年生の学習をスタート。中2ではその基礎の部分を学習します。以下の4パターンで、定期試験の対策も安心です。
(1)第2文型SVCは「○○のように」と訳すのがポイント
このパターンでは動詞lookがいちばんよく出題されます。
【例】
He looks happy.
(彼は幸せそうだ。)
これまでlookは「見る」と訳していました。この「文型」の単元ではlook 「~のように見える」と訳します。
(2)第3文型SVOはtoとforの使い分けに注意
【例】
I gave some advice to him.
(わたしはアドバイスを彼にした。)
I bought a blue sweater for her.
(わたしは青いセーターを彼女に買った。)
定期試験で出題されやすいポイントは前置詞toとforのどちらを用いるかです。
- toを用いる主な動詞
give(与える)、send(送る)、teach(教える)、show(教える) - forを用いる主な動詞
buy(買う)、cook(料理する)、make(つくる)
toとforのどちらを用いる動詞なのかに注意しながら問題集をやってみてください。そして問題を見たらすぐにtoとforのどちらを使うのかが即答できるくらいにやりこんでいきましょう。
(3)第4文型SVOOは第3文型との書き換え問題で出題される
【例】
I gave him some advice.
(わたしは彼にアドバイスをした。)
I bought her a blue sweater.
(わたしは彼女に青いセーターを買った。)
第3文型と違うのは前置詞to、forがないところです。
この第4文型と第3文型は書き換え問題が定期試験でよく出題されます。
次の英文がほぼ同じ内容になるように書き換えなさい。
He taught us Japanese.(彼はわたしたちに国語を教えた。)
↓
He taught [ Japanese ] [ to ] [ us ].(彼は国語をわたしたちに教えた。)
第4文型「わたしたちに国語を」→第3文型「国語をわたしたちに」
のように前後をいれかえることで解けます。
(4)第5文型SVOCは「○○を××と(に)」で解く
【例】
We call him Taro.
(わたしたちは彼をタロウとよぶ。)
覚えるべきは
- call (××とよぶ)
- name(××と名づける)
- make(××にさせる)
の3つ。
定期試験ではこの3つがよく出題されます。第3文型、第4文型に比べると語順も簡単なので、英語が苦手でも大丈夫です。
以上、中学2年生2学期後半、英語学習のポイントでした。
執筆
朝倉 浩之(あさくら ひろゆき)