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合格を勝ち取るメンタルのつくり方



受験は中2から!3つの取り組みでスタートダッシュ!

受験は中2から!3つの取り組みでスタートダッシュ!
受験は中学2年生から始まっている!では、一体なにから手をつければいいのか?中学2年生から始めるべき受験対策は大きく3つに分けられます。「志望校選び」「内申点対策」「実力の向上」準備は早ければ早いほど有利!さあ、できるところから始めましょう!
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

受験が始まるのは中学2年生の3月から

お子さんに、「受験生になるのはいつからだと思う?」と尋ねてみてください。どんな答えが返ってきますか?

これは、塾経営に携わる私が中学2年生の生徒とその親御さんに毎年投げかける質問です。「3年生の冬休み」という強気なものから、「1年生から」という優秀なものまで答えは様々。

しかし私は、「受験は中学2年生の3月から始まっている」と考えています。
なぜなら、高校入試は3月上旬にはほぼ終了しているからです。受験を1年間とすれば、受験が終わった3月からは、中学2年生は受験生なのです。

お子さんの答えはどうでしたか?受験を成功させるためには、親子の間で認識も合わせておきたいものです。

受験を苦にしないための志望校選び

目標とする高校を決めるのが早ければ早いほど、受験勉強にもより一層身が入ります。ゴールのないマラソンが苦痛でしかないように、目標のない受験勉強は地獄そのものです。目標があるから頑張ることができるのです。目標とする高校は具体的であればあるほどいいでしょう。

しかし、絶対に忘れないでいてください。高校を選ぶのは親ではありません。お子さんです。行きたい高校を決めるのは、お子さんでなければならないのです。「この学校を目指しなさい」ではなく、「こんな学校あったけど、どう?」という感じでお子さんに学校を紹介しましょう。お子さんがその学校に興味を示したら、学校見学に誘えばいいのです。友達と見学に行かせるのも良いきっかけになるでしょう。

今やほとんどの高校で説明会や公開授業、部活体験などを開催していますし、文化祭や体育祭、合唱コンクールなど学校の雰囲気を肌で感じられる機会は多くあります。お子さんが「自分で選んだ」学校であれば、お子さんは自分で受験勉強をするようになります。

受験と密接に関係!内申点対策

内申点とは“中学校の成績”のこと。
公立高校では必ず内申点を評価しますし、私立高校も推薦入試での判断基準は内申点です。つまり、内申点と受験は密接な関係にあるということ。これは親子の共通認識として持っておきましょう。詳細や具体的な内申点アップの方法は以下で紹介してあります。

また、各種検定(漢字検定、英語検定、数学検定など)の取得も、高校受験ではとても有利にはたらきます。

検定を取得していると、3級ならプラス1、準2級ならプラス2と、内申点に加点される私立高校もありますし、公立高校でも、推薦入試の面接の際に「中学校生活で特に努力した」という絶好のアピール材料になります。「3級が中学卒業レベル」「準2級は高1レベル」とされていますが、近年では準2級に合格している中3生も珍しくありません。

きちんと対策を行えば合格できますし、検定合格に向けて勉強することは、高校受験に向けて実力を高めることに間違いなくプラスになります。ぜひとも「中3での準2級合格」を目指して欲しいと思います。

合格に向けて復習で実力向上!

まずは、復習から始めましょう。高校入試の出題範囲は中学全学年の内容で、その内60~70%が中学校1・2年生の範囲です。しかし、中学校の授業で「今までに学習した内容をもう一度触れる機会」というのは多くありません。

ですから、お子さんが自分から進んで復習し、入試までに学習した内容を穴なく理解・定着しているかどうかが、入試結果を左右します。

ただし、一部の私立高校では、中学校では習わないことを出題することもあります。そういう高校を志望するのであれば、特殊な対策が必要となりますが、それでも合格ラインとなる7割を超えるためには中学校で習ったことをマスターするのが近道です。

過去問などを参考にして、間違ったところ、わからなかったところを中心に復習すると良いでしょう。特に、春休みや夏休みは復習を行う大きなチャンスです。教科書や学校で使った問題集を活用して忘れている内容を取り戻しておきましょう。

石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)