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2020年度都立高校推薦入試対策講座



3年1学期までの復習は夏休みに行うべきだ!

3年1学期までの復習は夏休みに行うべきだ!
「この夏は頑張ろう!」と誓いを立てたのに、「何をしたらいいか全然わからない!」と困惑したり、「時間が足りない!」と焦るばかりで勉強がちっとも進まず頭を抱えたりするお子さん。そんな受験生のお子さんを目の前に、親御さんの方が悩んでしまうこともよくあります。しかし、「あれもこれも」と欲張ると、「やろうと思っていたことができなかった…」「夏休み前に戻れたらいいのに…」と後ろ向きの気持ちになってしまいます。
長いようで意外と短い夏休みで、「まずはこれだけは」という「3年1学期までの復習」「2学期以降の予習」「模擬テスト」の3つの中から、本記事では「3年1学期までの復習」をご紹介します。
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

夏休みにする復習が大切な3つの理由

まずはそれまで習ったことの復習からスタートしましょう。夏休みなら3年1学期までの復習です。復習をすることは大きなメリットがあります。

  1. 復習は入試の高得点につながる
    そもそも高校入試は、中学校3年間で学んだことの理解度を試すものです。そのため、中学校3年間で学習したことがまんべんなく出題されます。実際に、多くの高校では中学1・2年の内容から入試問題の60%〜70%を出題しています。ですから、1学期までの復習を固めれば、入試問題で70点を取ることも可能です。
  2. 復習は中学校では扱わない
    基本的には、1・2年生で学習した内容については、学校で触れる機会は多くありません。しかし、人間の頭は忘れるようにできていますから、時間が経てば記憶は失われます。放っておけば、1・2年内容は頭からスッポリ抜け落ちてしまいますね。そこで、中学校任せにせず、夏休みのうちに自分で復習を行うことが必須なのです。
  3. 復習は2学期以降の内容につながる
    ほとんどの教科において、3年で学習する内容は1・2年内容の上に成り立っています。特に数学や英語はその傾向が非常に強い教科です。したがって、1・2年内容を復習して充分に理解・定着していれば、2学期に習う内容はとてもスムーズに身に付くはずです。これは2学期の内申点を上げることにもつながります。

以上の点から、復習は非常に重要なのです。まして、新学期が始めれば、復習をする時間を確保することは極めて難しくなります。「復習は夏休みにしかできない」ということは肝に銘じておくべきでしょう。

正しい復習の4つのポイント

  • 原則は「苦手な単元から手をつける」
    受験勉強の基本は、「できない問題をできるようにすること」です。これは定期テストと同じです。

    ここで重点を置きたいのが、「得意を更に伸ばす」よりも「苦手を克服する」ことです。得意も苦手も、テストは等しく100点満点なのです。現時点で得意なものは「伸びしろが小さい」ということです。

    優先すべきは苦手の克服です。そもそも苦手なのは「基礎が理解できていないから」です。ということは、基礎レベルを身に付けるだけで一気に伸びるということです。まずは苦手な単元から攻略していくのが効率良く得点を伸ばす方法です。「得意な単元は伸びしろが小さいけど、苦手な単元が伸びしろが大きいんだよ」と励ましてあげてください。

    【苦手な単元を簡単に知る方法】
    たいていの教材には、単元ごとの「まとめ問題」が2ページほど掲載されています。
    こうした問題を解くと、「どこができてどこができないか」を短時間で知ることができます。

    夏休み前に模擬テストを受けている場合はもっと簡単です。
    テストの結果を見れば、得意・不得意を客観的かつ正確に知ることができます。
    せっかく模擬テストを受けたのですから、こういう形で有効活用したいものです。

  • 夏休みの宿題で一石二鳥
    「どんな問題集を使えばいいのですか?」という質問を受けることがあります。最近は良い教材がたくさん市販されていますから、「書店に行ったけどどれを選ぶか迷ってしまう」というのはよく耳にします。でも、ちょっと待ってください。せっかく学校から夏休みの宿題が出ているのですから、これを活用してみましょう。

    多くの中学校が、「3年間の総まとめ用の問題集を3年1学期までの範囲」を宿題としています。つまり、この問題集を完璧になるまで繰り返すことが何よりも良い復習になります。

  • 参考書と教科書を有効に活用しよう
    「書店で購入した参考書を使ってみたけど、読んでもよくわからない」という声もよく聴きます。参考書は、ポイントを整理しコンパクトにまとまったものです。いわば”最高のまとめノート”のようなものです。ですから、一通り範囲を総ざらいしてそれなりに理解できている子には合った道具です。

    しかし、「一から全部説明が必要」というお子さんには合わないおそれがあります。参考書はまとまっている分、説明が省略されてわかりにくいこともあるのです。そんな場合におすすめなのが、学校の教科書です。教科書を二度三度と熟読すると、実に詳しく丁寧に説明していることに気付くはずです。いわば学校の先生が詳しく説明してくれるようなものです。

    「要点の整理が必要なら参考書で。わからないところは教科書をよく読む」というのが最も理にかなった勉強法です。お子さんが「他の参考書を買おうかな…」などと悩んでいるようであれば、教科書を活用するようアドバイスしてあげてください。

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石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)