School Post

MENU
合格を勝ち取るメンタルのつくり方



受験生の6月

受験生の6月
「受験対策の3本柱」は、「志望校選び」「内申点アップ」「実力向上」の3つ。「いま何をしたらいいのか?」「ここですべきことは一体何なのか?」そんな声にお答えする新中3受験生向けの月イチ連載。今回は「受験生の6月」をお届けします。
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

6月の注意点

6月はとても重要で忙しい1ヶ月です。まず、多くの公立中学校では下旬に期末テストが実施されます。運動会や修学旅行といった学校行事も予定されている中学校もあります。各地で会場模試も始まりますし、各種検定も開催されます。高校の説明会や公開授業といったイベントも始まります。とにかく予定が詰まっている1ヶ月です。

また、気温も上がり、梅雨入りを迎えます。やるべきことがたくさんあり、疲れがたまりやすいため、体調を崩しやすい時期です。睡眠や食事をしっかり摂って、体調管理に気を付けましょう。

6月にすべきこと

志望校選び

いよいよ各高校で学校見学イベントが続々と始まります。毎週どこかの高校でイベントが開催されるようになります。どの高校でも、ホームページ上で案内を告知していますから、「知らなかった」「聞いてないよ」はまったく言い訳になりません。興味のある高校については、早めに予定をチェックしておきましょう。また、見学に行った高校については、記憶の新しいうちに感想をメモしておきましょう。

下記にオリジナルの学校見学メモをアップしておきます。ダウンロードしてご活用ください。
<学校見学メモ>➡ダウンロード

内申点アップ

6月末から7月上旬にかけて、1学期の期末テストが行われます。したがって、その対策が6月の最大のテーマです。

既にテストの日程は把握できていますよね?テスト前の提出物がいかに重要かはわかっていますよね?テスト前日になって提出物が終わるようでは、テストで高得点など不可能です。範囲が発表される前からドシドシ進めていくつもりでいてください。

<時期ごとにやるべきこと>
【テスト2週間前まで】

既に配付されている提出物を進めていきましょう。特に授業の日数の多い数学や英語は、提出物も多くなります。範囲が出る前から少しでも先に進めておいて、「範囲が発表されて、見てみたら全部終わっていた」となれば最高ですね。

【テスト2週間前〜1週間前】

提出物のうち、1回目で正解できなかった問題を繰り返し解きます。5教科(国語、数学、英語、理科、社会)を中心に、範囲の内容を復習していきます。

【テスト1週間前〜テスト2日前まで】

実技4教科(音楽、美術、保健体育、技術・家庭)の比重を高めていきます。テスト2日前までに、全教科の範囲を1度は触れておけるように、計画的に進めましょう。

【テスト前日】

翌日の教科の対策に専念することになります。提出物の問題はすべて完璧に正解できるように仕上げておきましょう。

実力向上

期末テストがあるので、 1・2年内容の復習よりは、定期テスト対策に時間をかけたい時期です。しかし、6月には模擬テストもあります。夏休み前には受けておくべきですが、受けたら必ず復習をしなければなりません。

こうして見ると、受験生はとても忙しい生活を送るということがよくわかります。「今さえ良ければそれでいい」というのではなく、「向こう1ヶ月のスケジュールを考えて動く」という姿勢で過ごすことが、合格への最善策です。一歩一歩、確実に歩みを積み重ねていきましょう。

School Post初となる月イチ連載企画、いかがでしたか?次回は「受験生の7月」をお届けします。お楽しみに。

石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)