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島根中央高校のまちキャン

2013.09.30

地元住民から「しまちゅう」の愛称で親しまれている島根県立島根中央高校。島根県の中山間地域に位置する、緑豊かな自然に囲まれた学校です。取材に訪れると、「こんにちは」と元気なあいさつが聞こえました。すれ違う生徒たちはみな、一様に声をかけてくれます。気持ちのいいあいさつを交わしながら、地域が一体となって子どもを育てる教育プロジェクト「まちごとキャンパスプロジェクト」について話を聞きました。
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まちキャンは、学校と地域が一体となって生徒の体験活動や学習支援を行う活動。

まちごとキャンパスプロジェクトは、高校が位置する川本町と美郷町を学習の場としてとらえ、学校と地域が一体となって生徒の体験活動や学習支援を行う活動です。生涯学習やキャリア教育の視点を取り入れながら、生徒の社会的・職業的自立に向けた基礎力を育てようと取り組んでいます。

なかでも特徴的なのが、「まちキャン」と呼ばれる週1回のインターンシップ活動。対象となるのは、「現代ビジネス」「地域創造」の各コースで学ぶ2年生。生徒は福祉医療施設など、町内20カ所の実習先に振り分けられ、6月から翌年2月まで週1回、金曜の5、6時間目を使ってインターンシップ活動を行います。

「福祉に興味がある」と話す梅田光希さん(17)は、障害福祉施設で自動車部品の切り離し作業を体験していました。同じく役場へインターンシップに行っている同級生からのインタビューに応じ、「不思議な感覚」と梅田さん。はにかみながら答えていました。

作業体験中の梅田光希さん(17)
作業体験中の梅田光希さん(17)
同級生からのインタビューに応じる梅田さん
同級生からのインタビューに応じる梅田さん

町内で唯一という宿泊施設を持つ「かわもとおとぎ館」で館内の清掃やサービスPR用のPOPを制作していたのは、大﨑莉奈さん(16)と片岡春香さん(17)。館内へ遊びに来たことがきっかけでサービス業に興味を持ち、インターンシップ先に希望しました。

制作したPOPを披露している大﨑莉奈さん(16)と片岡春香さん(17)
制作したPOPを披露している大﨑莉奈さん(16)と片岡春香さん(17)

生徒を受け入れる実習先は、生徒をゲストではなく、町の担い手の一人として捉えています。生徒の夢や目標を応援することで活力や刺激もらい、地域と学校が一緒に地域の担い手を育成することを目指しています。実習後には、受入れ先のスタッフを招いた成果報告会を行い、それぞれが学んだことを振り返る場も設けています。実習を体験した生徒の中から、卒業後に実習先へ就職する生徒が出てくることも期待されます。

実習を通して生徒は、「自分のこと」「町のこと」「働くこと」と向き合い、仕事に対する責任感や喜び、達成感を知り、机に向かって学ぶ学習では得ることのできない、自立への一歩を踏み出すきっかけを見つけていくのだと感じました。

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編集後記

「まちキャン」は生徒のキャリア教育もそうですが、町との交流の意味合いも強いと感じました。いくつか生徒が活動する事業所を取材させて頂きましたが、どこも生徒のことを暖かく見守っていて、ここの生徒たちは町にも守られているんだな、と。まさにホームタウンと呼べる学校なのではないでしょうか。

今回取材した学校について

島根中央高校

島根県邑智郡川本町にある島根県立の高等学校。 学校に寮を併設しており、県外募集を積極的に行っている。 生徒の希望進路により、2年生時に4つのコース選択があり、様々な学習ニーズに対応する。 中でも「現代ビジネスコース」と「地域創造コース」の2コースは、キャリア教育の一環で地域の方々と触れ合う取り組みが多い。

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