School Post

MENU
合格を勝ち取るメンタルのつくり方



合否を分ける40日間!受験のための「夏休み」の過ごし方

合否を分ける40日間!受験のための「夏休み」の過ごし方
受験生にとっての勝負を分ける夏休みです。約40日間という長丁場。これまでの時期をうまく過ごせた受験生にとっては「決して油断してはいけない夏」、まだまだノリ切れていない受験生にとっては「ここから一気に逆転する夏」。この期間をどう過ごすかによって、合格・不合格が決まります。そんな「受験に勝つための夏休みの過ごし方」について、「高校選び」「内申点対策」「実力の向上」の3つの観点からご紹介します。
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

夏が終わるまでにクリアしたい「高校選び」の2つのミッション

  1. 実際に高校に足を運んでみよう!
    多くの高校が中学生を対象にしたイベントを開催する時期です。説明会や公開授業、部活体験など、実際に高校の中に入ることのできる貴重な機会なので、なるべく多くのイベントに参加することをおすすめします。

  2. 志望校を3つ決めよう!
    公立志望でも私立志望でも、「1つの高校しか受けない」と考えている受験生は少ないはず。夏休みが終わるまでには、行きたい高校名を具体的に3つ挙げられるくらいにはしておきたいものです。

内申点を上げる夏休み中の3つの準備

  • 夏休みの宿題は期限厳守で提出しよう!
    どの中学校も夏休みの宿題は出ることでしょう。提出しないものや期限を過ぎたものがあれば、必ず内申点で大きくマイナス評価になります。

  • 休み明けテストは満点を狙おう!
    一方、9月の新学期の初めにテストを実施する中学校も少なくありません。夏休み中の学習成果を測るという意味がありますし、もちろん内申点評価につながります。

  • 授業態度を改善しよう!
    お子さんが通知表や三者面談で授業態度について指摘された、という場合は特に要注意。授業のない時期だからこそ、9月以降に備えて授業態度の改善を強く意識するべきです。就寝時間や起床時間、服装や髪型などが乱れやすいのが夏休みです。生活面についてはご家庭での親御さんの力が不可欠です。

受験生の夏の3本柱「復習」「予習」「模擬テスト」

  1. 3年1学期までの復習をしよう!
    学校の授業のない40日間は、自分のペースで勉強できる貴重な時間です。苦手を克服し、得意を強化するビッグチャンスですから、最大限有効活用したいものです。

    多くの高校では、入試問題に60%〜70%を中学1・2年の内容から出題します。夏休み中に復習を固めることで、8月中に入試問題で70点を取ることも夢ではありません。

  2. 2学期以降の予習を進めよう!
    復習を終えて余力のあるお子さんには、是非とも予習をおすすめします。特に新学期が迫る8月後半の約2週間には、学校の教科書内容を先取りしておきましょう。

    9月からの学校の授業内容の理解度が格段に上がります。当然、中間テストの結果にも反映されます。

  3. 模擬テストを受けてみよう!
    受験生対象の模擬テストが各地で実施されます。夏休みの学習成果を試す何よりのチャンスです。志望校の合否判定も出ますし、モチベーションにもなります。夏休み前に受けたことのない場合はもちろん、過去に受けたことがある場合でも受けるべきです。過去の自分と比べてどう変化したかを知ることができます。

悔いのない夏にしたいから、部活も勉強も

運動系の部活では最後の大会、文化系の部活ではコンクールや展覧会が開催されます。まだ部活を引退していないお子さんにとっては、夏休みも部活は続くのです。「部活を引退したら勉強を頑張る」「引退するまでは部活に専念する」というお子さんも大勢います。もちろん、中学校の部活の締めくくりですから、悔いのないように頑張って欲しいものです。

とはいえ、夏休み中の部活も1日中あるのは稀です。午前か午後、少なくとも夕方以降は空き時間ができるはずです。そうした空き時間をどう使うかが、受験生の夏休みの過ごし方のカギとなります。

石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)