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都立高校の推薦入試と一般入試の違い_2015年度版

都立高校の推薦入試と一般入試の違い_2015年度版
都立高校の入試には『推薦入試』と『一般入試』があります。今回は2015年度入試のそれぞれの違いについてご紹介します。
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

日程(出願・試験・合格発表)

まず、注目したいのは日程です。推薦入試と一般入試は出願日も試験日も合格発表日も違います。

  • 出願日
    推薦入試:2015/1/21
    一般入試:2015/2/5 – 2015/2/6
    出願日とは、「受検します」と宣言する日です。これは受検希望の高校に出願書を提出する必要があります。
  • 入試日
    推薦入試:2015/1/26 – 2015/1/27
    一般入試:2015/2/24
    入試本番日です。推薦入試は2日間に分けて行われます。一方、一般入試は1日のみです。学力テストだけですが、5教科全てを1日で受検しますので、体力も必要ですね。
  • 合格発表日
    推薦入試:2015/2/2
    一般入試:2015/3/2
    受検結果が発表される運命の1日です。推薦入試の合格発表後に一般入試の出願がきます。推薦入試の結果をもって、一般入試の受検先を選ぶことができるのです。

受検資格・内容

  • 受検資格
    推薦入試:中学校の校長からの推薦が必要
    一般入試:原則、出願すれば受検可能
    受検資格についてです。推薦入試は、通学する中学校の校長先生の推薦が必要になります。そのため”誰でも受けられる”わけではありません。中学校側は、学校からの推薦になりますので、著しく素行の悪い生徒や成績が満たない生徒は推薦をしてくれません。反対に一般入試は原則、出願すれば誰でも受検が可能です。
  • 受検内容
    推薦入試:調査書、集団討論、面接、作文・小論文
    一般入試:調査書、学力検査
    共通しているのは調査書。これはいわゆる内申点のことです。評定、観点別評価を点数化して評価されます。一般入試の際は、実技4教科の評定が優位に評価されます。その他推薦入試の検査は普段の学力とは違う点を評価されます。しっかり対策しておきましょう。一般入試の学力検査は主要5教科もしくは3教科など学校によって違いがありますので注意しましょう。

昨年度のデータ比較

  • 受検者数
    推薦入試:29,496人
    一般入試:45,148人
    昨年度の推薦・一般入試の受検者数の違いです。推薦入試は受検資格の制限がありますから、当然一般入試の方が多くなります。
  • 合格者数
    推薦入試:9,120人
    一般入試:31,941人
    昨年度の推薦・一般入試の合格者数の違いです。合格率は推薦入試が約30.9%、一般入試が約70.7%ですから推薦入試で合格することがいかに難しいか分かります。

    上記の数字を見ると、「推薦入試=合格は難しい」となり、一般入試対策に力をいれて、推薦は「受かったらラッキーの運任せ」という方も少なくないのではないでしょうか。

    しかし、だからこそ、しっかり対策することが大切です。まだ他の受検者が対策をしていないからこそ、対策することで推薦入試の合格をグッと近寄せることができるからです。

    とはいえ、今まで経験のない集団討論や面接を1日だけ対策したからといっても効果は薄いでしょう。集団討論、面接、作文・小論文とあるのですから、1教科1日分くらいの学習は必要ですね!

School Postの「都立高校 推薦入試 対策講座」2022年度も開催決定!

School Postでは、東京都立高校の推薦入試に向けた対策講座を期間限定で開催しています。
毎年、多くの受講生を難関校・人気校合格へと導き、「この講座を受けて本当に良かった!」とご好評を頂いています。
10年目となる今年度は、更に更に更にパワーアップ。「推薦入試対策のトップランナー」として、盛りだくさんの内容をお送りします。もちろん、感染症予防には万全の注意を尽くして参ります。

▼2022年度・講座概要▼

  • 基礎まるごと理解コース《1日完結》
    下記より1つ選択。
    【A日程】2021年12月12日
    【B日程】2021年12月26日
    【C日程】2022年01月05日
    推薦入試当日の高得点を狙うための第一歩として、面接、作文・小論文について、推薦入試で求められていることを1日で解説。推薦で合格するために必要な基礎事項の理解を深めます。

  • 自己PRカード作成&面接準備コース《1日完結》
    下記より1つ選択。
    【A日程】2021年12月18日
    【B日程】2021年12月19日
    【C日程】2021年12月25日
    【D日程】2021年12月27日
    【E日程】2021年12月28日
    【F日程】2022年01月06日
    【G日程】2022年01月08日
    面接の成功に直結する『自己PRカード』の作成を基礎からみっちり指導します。個別指導を通じて、自己カードの作成と面接で話せるオリジナリティのあるストーリーを構築し、面接の準備を整えます。「短期間でより良いものを書けるようになりたい」という方にオススメです。

  • 実践徹底練習コース《全3日間》
    2022年1月09日、10日、22日
    面接、作文・小論文の実践的な指導をたっぷり行い、思考力・判断力・表現力・コミュニケーション力を合格水準まで高めます。作文・小論文はオンライン通信添削を通じて、個別指導。希望者にはオンラインでの面接指導も行います。「実践練習の時間を多くとりたい」という方にオススメです。

2022年度「都立高校 推薦入試 対策講座」開催

『推薦入試対策の教科書』好評発売中です

「都立高校 推薦入試 対策講座」のエッセンスを1冊の本にまとめました。

その名も『推薦入試対策の教科書』。

「面接」「集団討論」「作文・小論文」のそれぞれについて、基礎から応用まで、合格のためのノウハウをたっぷりと詰め込んであります。担当講師が講座のために書き下ろした完全限定品です。

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推薦入試に向けて、不安が1つもないのであれば、おそらく本書がお役に立つことはありません。しかし、もし次のような疑問を少しでもお持ちなら、本書が少なからずお力になれることでしょう。

  • 面接の評価のポイントと攻略法とは?
  • 面接ではどんな質問がされるの?
  • 面接を有利に運ぶ『自己PRカード』を書くには?
  • 集団討論の評価のポイントと攻略法とは?
  • 集団討論の流れについていくには?
  • 集団討論でどう議論を進めるべきか?
  • 作文・小論文の評価のポイントと攻略法とは?
  • わかりやすい日本語の文章を書くには?
  • 説得力のある文章を書くには?
  • 書き出しからまとめまで何をどう書くべきか?
  • 原稿作成をスムーズに進める手順とは?
  • 志望校の出題タイプの攻略法は?

実は、ほとんどの受験生や親御さんが、推薦入試に向けて、大小様々な不安を抱えています。ですから、それを克服できるかどうかが「推薦の合格・不合格の分かれ道」となるのです。

本書を読めば、上記のような悩みは解消し、読むか読まないかでは、大きく差がつくことでしょう。

今から対策しても間に合わないんじゃないの?
そんなことはありません。まだ間に合います。本書を1回読めば、多くの疑問が解決するはずです。

都立高校の推薦入試で求められているのは「人間力」です。
■ コミュニケーション能力
■ 思考力 / 判断力 / 表現力
■ 協調性 / 将来性 / リーダーシップ
■ 言語表現能力 / 論理構成能力
など、多岐に渡ります。

都立高校の推薦入試の対策を通じて学んだ知識や技術は、なにも高校合格のためにだけ使えるものではありません。大学受験でも、就職活動でも、社会に出て働くようになってからも、ずっと活きるものなのです。

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石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)