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中学3年になってからの受験対策スケジュール

中学3年になってからの受験対策スケジュール
高校受験のスケジュール。中学2年生はもちろん、1年生も早いうちに必ず知っておきたい大切な基礎知識です。
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

高校受験のスケジュール:年間の大きな流れ

次のように大きく4つの時期に分けることができます。

  • 春シーズン:3月〜5月
  • 夏シーズン:6月〜8月
  • 秋シーズン:9月〜11月
  • 冬シーズン:12月〜入試前日

※入試日程は地域・学校によって異なり、1月末〜3月上旬の幅があります

それぞれの時期に、どのようなことをするべきなのか、3つの観点からまとめました。

春シーズン:中3生が3月〜5月にすべきこと

  1. 高校を見つけよう
    志望校を検討していく時期です。この時期では、「受かるかどうか」という現実的な目線はあまり必要ありません。「ここに行きたい!」という“あこがれの高校”を志望校と考えてよい時期です。
  2. 内申点を上げよう
    授業態度をより良いものにしていきましょう。宿題や提出物についても、常に完璧に仕上げることが当たり前となるようにしておきたいものです。中間テストのある中学校では、その結果も内申点に大きく影響します。
  3. 実力を磨こう
    普段の学校の授業の進みに合わせた日々の学習はもちろんですが、これに加えて1・2年の復習を少しずつ進めておくことも重要です。この時期はまだ全体的に受験生が本腰を入れて勉強してはいないため、他の受験生に差をつけるチャンスでもあります。

夏シーズン:中3生が6月〜8月にすべきこと

  1. 高校を見つけよう
    説明会や公開授業、部活体験が開催される時期です。少しでも興味のある高校には、実際に足を運んでみましょう。現実的な視点も踏まえて、第1~3志望校を選んでいく時期です。
  2. 内申点を上げよう
    授業態度・提出物はもちろん重要ですし、1学期の期末テストもあります。夏休みには、たっぷり宿題も出るでしょうから、これも早めに片付ける必要があります。
  3. 実力を磨こう
    1・2年の復習はもちろんですが、3年1学期のおさらいも大切です。特に夏休みは自分のペースで自分のテーマの勉強をできるとても大切なチャンスです。基礎的な理解・知識はここでしっかりと定着させておかなければなりません。模擬テストも実施されるので、受けて自分の実力を客観的に把握しておきましょう。2学期の予習までできれば万全です。

秋シーズン:中3生が9月〜11月にすべきこと

  1. 高校を見つけよう
    文化祭や体育祭といった行事はもちろん、毎週どこかで説明会や体験入学が開催されます。高校の空気を吸って受験勉強のモチベーションを高めつつ、いよいよ実際に受ける志望校を絞りこんでいく時期です。
  2. 内申点を上げよう
    「授業態度や提出物については完璧である」のが“当たり前の状態”にしておきたいものです。2学期中間テスト・2学期期末テストは内申点をあげるラストチャンスです。“中学校3年間で最も真剣に挑んだ定期テスト”と自信をもって言えるように最大限の努力を尽くしましょう。
  3. 実力を磨こう
    入試と同じような形式で実戦的な演習を行いつつ、発見した弱点はひとつずつ確実につぶしていきましょう。模擬テストも残り回数はわずかです。受ける以上は、本番の入試と同じ感覚で臨むのが当然です。

冬シーズン:中3生が12月〜入試前日にすべきこと

  1. 高校を見つけよう
    中学校での三者面談を経て、受験校を最終確定させていきます。出願手続きも直前になって慌てることのないよう、余裕をもって進めたいものです。
  2. 内申点を上げよう
    既に確定している時期ですから、特にありません。
  3. 実力を磨こう
    志望校の過去問を中心に、“合格するために必要な勉強”をする時期です。一度解いた問題は完璧になるまで徹底的に繰り返す、ということです。地域によっては、もう模擬テストは開催されませんが、「過去に受けた問題は満点を取るつもり」で解き直してみるとよいでしょう。入試は1日に3教科ないし5教科の試験を実施しますから、体力も必要です。学校が休みの日には、本番と同じ時間設定で、過去問や模試の問題を使って“リハーサル”をするのもおすすめです。
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)