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都立入試「社会」の過去問から導いた傾向と対策

都立入試の社会の試験。どう対策すればいいか。まずは今までのデータを基に出題傾向と問題構成について知りましょう。その分析結果から導き出した3つの対策まとめは、あなたの受検にきっと役に立ちます!
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都立社会の平均点推移

都立高校一般入試の社会の受検者平均点は、平成20年度以降、次のように推移しています。

  • 平成20年度:60.6点
  • 平成21年度:62.3点
  • 平成22年度:53.2点
  • 平成23年度:58.6点
  • 平成24年度:57.7点
  • 平成25年度:51.5点
  • 平成26年度:57.4点

60点を超えた年度もありましたが、この5年間は50点台となっています。変動が比較的大きく、年度によって難易度の高い低いが分かれているといえます。

都立社会の出題傾向

都立入試の社会は全部で6つの大問から構成されます。

  • 大問1:小問集合(全15点)
  • 大問2:世界地理(全15点)
  • 大問3:日本地理(全15点)
  • 大問4:歴史(全20点)
  • 大問5:公民(全20点)
  • 大問6:地理・歴史・公民の総合(全15点)

問題と配点の構成は過去15年以上変わっていません。今後も大きく変わらないと予想されます。

出題傾向の詳細分析と対策方法

ここからは、大問ごとにもう少し詳しく出題の傾向を分析していきましょう。

大問1:小問集合(全15点)
地理、歴史、公民の各分野から1題ずつ出題されます。
問1~問3まで各5点で出題されます。いずれも基本的な知識を問うものですが、近年は問い方が大分複雑になってきました。特に、例年問1で出題される地理は、何を問われているのかがわかりにくくなっています。
近年は地形図や地図記号の知識を問う問題がよく出ています。歴史は与えられた文章から歴史上の出来事を読み取り、それが起きた場所を地図から選ぶ問題です。公民は文章で問われた内容について、政治や経済についての基礎的な用語を書いて答える問題です。

目安の解答時間:4~8分

大問2:世界地理(全15点)
世界地図や特定の地域の地図について、設問に答える問題です。1問5点で3問が出題されます。
内容は主に2つのタイプに分かれます。
知識タイプ:気候や産業、輸出入品の特色からどの国なのかを解答する問題
読解タイプ:図や表、グラフといった資料の内容を正しく説明したものを解答する問題
いずれも記号で解答する問題ですが、4つの空欄を埋める問題では、すべて正答して5点という配点になっています。

目安の解答時間:7分~11分

大問3:日本地理(全15点)
日本地図中に示された地域について、設問に答える問題です。1問5点で3問が出題されます。
大問2と同様、
知識タイプ:気候や産業、輸出入品の特色からどの国なのかを解答する問題
読解タイプ:図や表、グラフといった資料の内容を正しく説明したものを解答する問題
の2タイプがあります。
問1・問2は記号で答える4択問題です。こちらも、4つの空欄を埋める問題では、すべて正答して5点という配点になっています。
問3は3つの資料から読み取れることを書く記述問題です。

目安の解答時間:7分~11分

大問4:歴史(全20点)
与えられた文章について、設問に答える問題です。1問5点で4問が出題されます。うち2問は、指定された時代について正しく説明したものを記号で答える4択問題です。
また、4つの選択肢を読んで、時代順に並べ替える問題も例年1問出ます。これは、完全に正答できて5点。1つでも間違えたら0点です。近年は歴史についても1問は記述問題が出るようになりました。年表や地図、グラフや図表などの資料を読み、歴史的な背景を書いて答える問題です。

目安の解答時間:10分~14分

大問5:公民(全20点)
与えられた文章について、設問に答える問題です。1問5点で4問が出題されます。
政治分野から2問、経済分野から2問、というのが通例です。例年の傾向としては、記号で答える4択問題が3問、資料を元に書いて答える記述問題が1問、という構成です。一見複雑なようですが実は基本的な知識を問うのは、地理や歴史と同様です。

目安の解答時間:10分~14分

大問6:地理・歴史・公民の総合(全20点)
地図やグラフ、図や年表を絡めて、3つの分野の知識を複合的に問う問題です。 1問5点で3問が出題されます。
いずれも、地理・歴史・公民の各分野の知識を総動員し、ヒントを導き出す力が必要です。単なる4択問題だけでなく、並べ替え問題や用語を書いて答える問題もあります。近年はここでも、資料を読み取り解答する記述問題が出題されています。

目安の解答時間:7分~11分

こうして見ると、次のような特徴が浮かび上がります。

  • 全問5点と、1問当たりの配点が大きい。
  • 複数の空欄をすべて正答しないと点がつかない問題があり、差がつきやすい。
  • 地図やグラフ、図、年表といった資料を読み取る問題が多い。
  • 資料から得られる情報を分析して活用する記述問題が多い。
  • 中学校の定期テスト対策のような暗記型の勉強では対応できない。

まとめると、都立高校の社会の入試の対策のポイントは以下のとおりです。

  1. 地図帳や資料集などを併用して使い慣れておく
  2. 設問の意図を正確に理解し、文章で論理的に答える
  3. 単語の暗記ではなく、周辺知識、前後関係の理解の深度が試される
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