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アンケート調査から見る、みんなの高校の選び方

アンケート調査から見る、みんなの高校の選び方
お子さんの学校を選ぶ際に、親が考える学校選びのポイントとは?都内在住の中学生の子を持つ親御さん221名にアンケートを行いました。回答最多となったのは「子どもの希望」で、お子さんの考えを尊重するのが前提になっているみたいです。しかし、それ以下はお子さんの将来を考えた選択ばかりではありません。そこでSchool Post編集室は、1つの宣言をします!
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

お子さんの進学先に何をもとめますか?

現代日本において、高校(後期中等教育)への進学率はほぼ100%で推移しています。 (※文部科学省調べ)
これが国際的にみても高い数値ということは、いうまでもありません。少子化となった現在も学校数に大きな減少はなく、子ども一人に対する学校数は増えています。また学区の規制も緩和される傾向にあり、高校の選択肢は多岐にわたります。しかし当然ですが、通学できる学校は1人1校です。

この様な状況の中、皆さんは親の立場からお子さんの進学先を選ぶ際に、どのようなポイントを重視しているのでしょうか?

アンケート結果
※複数回答制

アンケート調査の結果

一番回答率が高かったのは「子どもの希望」(63.8%)で、女性の約7割の方が重視すると回答しています。
次に続くのが「通学時間」(52.5%)。通学は毎日のことなので、どれくらいの時間を要するかは学校選びにおいて外せないポイントなのでしょう。

そして「校風」(47.5%)、「偏差値」(43.3%)と続いています。どのような「校風」を希望しているか、気になるところ。「偏差値」を重視するパターンは、「行きたい学校の偏差値に向かって、学力を高めるパターン」と「今の自分の偏差値に合わせて、学校を選ぶパターン」の2パターンが考えられます。挑戦するか堅実にいくか、大きな分かれ道です。

まとめると「通学時間」や「校風」「偏差値」「学費」などの学校情報が重視され、「カリキュラム」「独自性」「設備」「地域社会とのつながりの強さ」など何をどう学べるかついてはあまり重視されていない結果となりました。

School Postからの提言

文頭でもふれましたが、子ども一人に対する学校数は増えています。独自の取り組みを展開し他校との差別化を図る学校が増えている一方で、皆さんの学校選びは今回のアンケート結果で十分な選び方といえるのでしょうか。

「通学時間」や「偏差値」などではなく、数字では表すことのできない、学校独自の取り組みがお子さんのやる気を引き出すきっかけになるかもしれません。

そこでSchool Post編集部は、学校を選ぶ皆さまの選択肢を増やすべく、『何がどう学べるか』という軸で学校を取材しご紹介していきます。今まで見えていなかった、お子さんの将来につながる学校を見つけていただければと思います。

◆調査概要
・調査期間:2013年8月5日~2013年8月7日
・調査対象:FastAskのモニタのうち、スクリーニング調査において、「中学生のお子さまがいる」と回答した都内在住30代~50代の男女221名
※調査方法は、株式会社ジャストシステムのセルフ型ネットリサーチ「FastAsk」でのアンケート調査。

石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)