School Post

MENU
合格を勝ち取るメンタルのつくり方



内申点を計算して調査書点・換算内申を算出しよう|「内申点計算プログラム」の使い方

内申点を計算して調査書点・換算内申を算出しよう|「内申点計算プログラム」の使い方
受験と深い関わりのある内申点。それは、素内申や換算内申、調査書点などに姿を変え、お子さんの中学校時代を評価しています。その数値の算出方法と、便利な計算ツールをご紹介します。本記事は主に東京都立高等学校の一般入試に関連する内容です。
石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)

都立高校の一般入試は調査書点と学力検査得点で合否を判断する

特に東京都立高等学校の一般入試の場合、その評価基準は「調査書点」と「学力検査得点」です。これら二つの点数の合計を1,000点満点として、数値化します。その数値の大小が合格・不合格を分けるのです「調査書点」とは、中学校から受験校に提出されるもので、中学校時代の総評のようなものです。

一般的に受験生や親御さんが、調査書を目にする機会は少ないもの。そのため調査書点と言われても、自分の調査書点が一体どのくらいなのかは、分からないのではないでしょうか?

しかし、実は自分で調査書点を計算する方法はあるのです。

調査書点は換算内申から計算できる

調査書点は、「換算内申」と呼ばれる点数を計算することで算出されます。

前述した通り、東京都立の高校入試は「調査書点」と当日の「入試得点(学力検査)」の得点との合計を1,000点満点で評価しています。その比率は、平成28年度以降は原則として、学力検査が700点、調査書点が300点となりました。

たとえば、上記の学力検査7:調査書3で評価する場合の調査書点の計算方法は以下です。

換算内申÷65×300=調査書点

上記式の「65」という数字は、換算内申の満点時の数値です。次の「300」は調査書点の満点ですね。つまり、自身の換算内申を300点満点中の何点かで数値化しているわけです。

ここで出た数字が、あなたの調査書点となります。では、その換算内申とは?一体どのように算出しているのでしょうか?

換算内申は、通知表の評定から計算できる

換算内申とは、都立一般受検の特徴ともいえる評価基準です。ベースになるのは通知表や内申書内の評定の合計数です。評定とは、通知表などの中で1~5や1~10で評価されている数値です。

9教科ありますから、普通に足せば満点は5×9で「45」です。この45点満点の数値を「素内申」と呼びます。単純に評定を足した数値のことです。いわゆる内申点と呼んでいるのも、この数値です。

それに対して、換算内申とは、実技4教科の評定に重みを足したものです。受験科目といわれる主要5教科だけでなく、バランスよく学習する生徒にスポットライトを当てるための制度なのかもしれません。それは実技4教科の評定を2.0倍する、というものです。そのため換算内申の満点は「65」となるのです。

難しい計算式ではありませんが、手間がかかってしまいますので、手っ取り早く計算したい方は、以下ページからご自身の内申点を入力して計算してみください。自動的に「素内申」、「換算内申」の結果を計算します。また、スクールポスト独自調べによる、現在の内申点ランクを表示するので、現在の内申点上の力を知りたい方も使ってみてください。

「内申点計算プログラム」の使い方

  1. まずは、性別を選択しましょう。
    ⇒男女によって合格目安の換算内申が違う学校もあります。正直に答えましょう。
  2. 9教科全ての評定を入力してください。
    ⇒抜けがあると計算されません。全て0と表示されてしまいます。
  3. 評定の入力が終わったら「計算する」をクリック(タップ)。
    ⇒すぐに計算結果のページに移動します。
  4. 結果表示
    ⇒換算内申と9、5、3教科それぞれの素内申が表示されます。
  5. 結果下の「内申ランク○の学校を見る」をクリック(タップ)する
    ⇒あなたの結果に近いレベルの都立高校を表示します。
    ⇒評定を変えて計算したい場合は、「もう一度計算する」ボタンをクリック(タップ)してください
  6. ※学校ランクは独自の調査によるものです。

何度使っても無料です。学校リストを上手く活用して、志望校探しにも役立ててくださいね!

石井 知哉(いしい ともや)

執筆

石井 知哉(いしい ともや)