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受験生の7月|月刊高校受験

「受験対策の3本柱」は、「志望校選び」「内申点アップ」「実力向上」の3つ。「いま何をしたらいいのか?」「ここですべきことは一体何なのか?」そんな声にお答えする新中3受験生向けの月イチ連載。今回は「受験生の7月」をお届けします。
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7月の注意点

7月といえば、何といっても夏休み。中学生にとっては「期末テストも終わったし、あとは楽しい夏休みだ!」となる時期です。しかし、受験生にとっては、夏休みは“勝負のとき”です。ですから、まずは夏休みの計画をしっかりと立てることです。

「夏を制する者は受験を制す」という格言があるくらいです。つまり、受験を失敗するならば、それは夏の過ごし方を誤ったから、ということです。

    なにしろ、約40日間は学校が休みになるのです。授業の進みを気にせず、完全に自分のペースで勉強できるわけです。
  • 苦手教科を克服する。
  • 得意教科は更に強化する。
  • 1・2年の遅れを取り戻す。
  • 入試によく出る単元をもれなく復習する。
  • 志望校の過去問にチャレンジしてみる。
  • など、それぞれのテーマを決めて時間をかけて勉強できる。 そんな時間がたっぷりあるのです。

こんなチャンスはもうありません。9月になれば、学校の授業も始まります。高校受験において内申点が極めて重要ですから、2学期の授業はますます手を抜けません。冬休みもわずか2週間程度と、夏休みのように長い時間を自由に使えるわけではありません。

おわかりでしょうか?「夏の遅れを取り戻すのは不可能に近い」ということです。
7月になると、梅雨も明けてスカッと晴れる日々が続き、気持ちも晴れやかになります。期末テストで高まった緊張が一気に緩むため、そのまま夏休みに突入すると、ダラダラと40日間を過ごすことになります。

ですから、あらかじめ夏休みの計画をしっかりと立てておくことが必要なのです。ここは親御さんの力が必要です。お子さんにとっては初めて経験する「受験生としての夏休み」です。その重みはなかなか実感しにくいもの。どんな40日間を過ごすのか、きちんと話し合っておくのをおすすめします。

    <夏休みの過ごし方について、詳しくはこちら>
  • 合否を分ける40日間!受験のための「夏休み」の過ごし方(School Post内の記事に移動します)➡http://school-post.com/hint/zyukensummer1407.html

7月にすべきこと

  • 志望校選び

    学校見学も授業体験や部活体験など、高校の雰囲気に直に触れられるイベントが増えます。実際に先生や先輩とコミュニケーションをとる貴重なチャンスです。7月のこのタイミングを逃すと、もうチャンスはありませんから、見落としてはいけません。興味のある高校の予定はすべて確認して、手帳・カレンダーに書き込んでおきましょう。

    また、事前の予約が必要なものもあります。受験生として恥ずかしくない姿を高校に見せたいものです。
    <高校見学の電話予約の仕方について、詳しくはこちら>(School Post内の記事に移動します)
    受験生の夏休み。大切な志望校の選び方

    見学が終わったら、忘れないうちに印象や感想をメモしておくことをおすすめします。志望校を絞り込むときに大切な資料になりますから。

  • 内申点アップ

    時期ごと分けてご紹介します。

    期末テスト返却後
    7月上旬には期末テストも終わり、結果が返却されます。そこで忘れてはいけないのが、結果の振り返りです。2学期の定期テストにつなげるためにも、ぜひ取り組んで頂きたいことです。

    終業式まで
    他方で、 1学期の授業はまだ続きますから、授業態度や提出物は引き続き要注意です。テストの点数が良くでも、その後にくずれてしまうと、内申点が下がることもあり得ます。ただでさえ気の緩みがちな夏休み前。学校でもそうしたムードが漂い、ついつい授業中に悪ノリしたりうっかり忘れ物をしたり、ということも。通知表をもらう瞬間まで絶対に気を緩めないよう、お子さんにお伝えください。

    通知表をもらったら
    これで1学期の内申点が出ました。過ぎたことは過ぎたこととして、次でいかにあげるかが最も重要です。特に観点別評価についてもきちんとしくみを理解しておくことが、2学期の内申点をあげるための近道です。

    中学校の三者面談を終えたら
    また、ほとんどの中学校では、7月中に三者面談が行われます。「内申点が上がらない」という悩みのあるお子さんは、この機会は絶対に活用すべきです。教科ごとに「何をどうすれば内申点が上がるのか」を教えてもらえるチャンスだからです。素直な気持ちで、先生のアドバイスを受け入れて、改善すべき点をすぐにでも改めましょう。

    そして、夏休みといえば、学校の宿題も気になるところ。宿題に不備があれば、2学期の内申点は大幅にマイナス評価です。特に、塾の夏期講習を受ける予定のご家庭は要注意。お子さんは朝から晩まで塾通いとなりますし、塾でも宿題が出ますから、学校の宿題がなかなか進まないのです。毎日朝から晩まで夏期講習で頑張っていた子の学校の宿題が手つかずで、8月31日の夜中まで塾で手伝った、という笑えない話をある塾長さんから聞いたことがあります。

    実は夏休みの宿題。作戦次第で、無理なく素早く攻略でできるのです。そのために重要なのは、夏休みが始まる前、つまり7月の前半です。7月前半の過ごし方次第で、夏休みの価値は大きく変わってきます。“早得”の意識でさっさと取り組むのが理想的です。

  • 実力向上

    夏休みの学習計画を立てるためには、
    お子さんの弱点を正確につかむこと
    弱い単元から順番につぶすこと
    の2つがポイントです。

    しかし、弱点はお子さん本人だけでは気付きません。そこで、7月中に模擬テストを受けるのが効果的です。結果から得意・不得意が客観的にわかります。また、期末テストが終わって緩んだ気持ちを引き締めることにもなりますし、夏休み前には受けておきたいところです。

    夏休み中の学習内容としては、基本的には、1・2年内容の復習が最優先です。どの教科も、入試問題のおよそ70%が1・2年生の内容から出ています。また、1・2年で学習した基礎が固まっていないと、3年の内容も充分に理解できません。特に、国語・数学・英語の3教科は勉強の成果が出るまでに時間がかかります。夏休み中はとにかく基礎を徹底的に身につけることを心がけてください。

    ふだん学習が手薄になりがちな理科・社会も、特に苦手な単元は短期集中で克服できるチャンスです。志望校の出題傾向をふまえて、5教科のバランスを考えた学習計画を立ててみてください。


こうして見ると、受験生はとても忙しい生活を送るということがよくわかります。「今さえ良ければそれでいい」というのではなく、「向こう1ヶ月のスケジュールを考えて動く」という姿勢で過ごすことが、合格への最善策です。一歩一歩、確実に歩みを積み重ねていきましょう。

今回の月イチ連載企画はいかがでしたか?次回は「受験生の8月」をお届けします。お楽しみに。

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