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神奈川県の公立高校入試の仕組みとは?2016年度入試を振り返って徹底解説!

2013年からの制度変更によって大きく変わった神奈川県の公立高校入試。いわゆる推薦入試が廃止されるなど、多くの受験生や親御さんたちにとっては衝撃的な改革でした。2016年度の入試を振り返りながら、神奈川県の公立高校入試の仕組みについてお伝えします。 これから受験を迎える中2生は必読の内容です。

ライター

春日 りい

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神奈川県の公立高校入試の今

2016年現在、神奈川県の公立高校入試は、全日制の場合、以下のような日程形式を採用しています。

  • 1月28、29、2月1日…入試願書・面接シートを提出
  • 2月4、5、8日…志願変更期間(志願変更期間中に1回の変更ができる)
  • 2月16日…学力検査(英語・数学・国語・理科・社会の原則5科目)
  • 2月16、17、18日…面接・特色検査
  • 2月29日…合格発表

神奈川県の公立高校入試の概要については、大体5月初頭に神奈川県教育委員会から順次発表されていきます。最新年度の入試日程については、そちらにてご確認ください。
神奈川県教育委員会のホームページはこちら
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6556/

学力検査には、各学校に沿った特色検査などが実施される場合があります。
特色検査とは、コース制等を採用している高校がそれらの特色に合わせ実施する実技試験と考えて下さい。例えば、体育分野へのコースについては、スポーツ各種に応じた実技試験が実施されます。芸術分野へのコースに関しても同様と言えるでしょう。
特色検査への一つの見解として、スポーツに焦点をあてるならば、競技人口が多いスポーツは必然的に競争も激しくなるということがあります。

一方、定時制については、学力検査が原則3教科(英語・数学・国語)受験となっています。また、通信制は、現行では学力検査は行われておらず、面接または作文による選抜になります。

今日、神奈川県の高校受験生の大半が全日制へと進学しています。しかし、定時制や通信制を進学先とする受験生が常に一定数いるということにも留意すべきであると考えます。

神奈川県の公立受験の現状

神奈川県の公立高校入試は、全日制の入試の場合は主に学力検査内申書面接の3つが評価対象になります。

現状における判断では、学力検査に関しては英語・数学・国語の3教科より、理科・社会に手がまわらず、受験直前まで苦戦している姿が多く見受けられます。
得意科目で点数を稼ぎたいという気持ちは大切なことだと考えます。しかし、まずは5教科をバランス良く得点できるようにし、苦手科目を克服することが重要です。

近年、学校生活の記録ともいうべき内申書よりも、筆記で受ける学力テストに一番の評価比重が置かれる傾向となっています。
このことは、学校側の思惑として、自らの手で子供たちの思考力記憶力精神力忍耐力を計りたいという思いが伺いしれるのではないでしょうか。

しかし、当然のことながら、依然として内申書の役割も重要です。そのことに応えるためにも、学校の定期テスト対策はしっかりと行っていかなければならないと考えます。

ここで、内申点について少し触れておきます。
今日、学校での成績(内申点)を決めるのは、各教科の先生たちとなります。そして、先生たちが成績を決定する際、公立高校入試の学力検査の対象となる主要5科目(英語・数学・国語・理科・社会)の定期テストの点数を最重要視していることは間違いないと考えます。

しかし、日本の学校という場は、テストの点数のみで全てを完全に決定することを否定する姿勢でもあるのです。例えば、科目ごとによるワーク等の提出物、授業を受ける態度といった生徒の日々の様子も十分に考慮する成績評価が行われています。
そのことからも、中学生は現在の自らの学校生活を今一度見直し、問題点を改善していくことを心掛けて下さい。

神奈川県のすべり止めは私立高校

神奈川県の公立高校への進学を希望する受験生の多くが、万が一の場合に備え、私立高校をすべり止め(併願先)として受験しています。
その併願先となる私立高校は、神奈川県に限らず、東京都の私立高校も選択されているのが現状といえるでしょう。
そして、受験生の大部分が併願校からの合格を手にし、公立高校入試へ臨むのです。

神奈川県の最近の制度変更

ここで、神奈川県の公立高校入試を少し振り返ってみることにします。

2013年、神奈川県が、ある決定を行いました。それは、従来から行われていた推薦制度入試、そして一部の学校で実施されていた独自問題作成による入試を廃止するというものでした。

この決定に対する、当時の受験生たちの率直な気持ちは、それはそれは否定的なものだったことが印象に残っています。とりわけ、推薦制度入試の廃止は、『どれだけ勉強をしたか』を試される学力検査を避けて通れる唯一の道を閉ざされたことを意味していました。

しかし、現行制度は、成長期の子供たちに必要不可欠な要素と私は考えています。子供たちの将来にも大きく関わると言っても過言ではないでしょう。

一見、日常生活を送る上で、学校や塾で習う内容は必ずしも役に立つものと感じることはできないと思います。
しかし、勉強で脳を使う、つまり思考力や記憶力を養っていくことは、人とのコミュニケーションや仕事を実践していくことにおいて何かしら有効に働くと考えています。

人は変わります。あらゆる要因により、プラスにもマイナスにもなります。そして、大多数の人々はプラスに進んで行きたいことでしょう。
そのためにも、成長段階における学力定着は、大いなる意義が見出だされるのではないでしょうか。

このことにより、受験生は基礎学力の向上のために、自発的な『努力』を重ねることが求められているのです。

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